男性心理を学ぶ前までの恋愛では、お付き合いをしていた男性に尽くしまくっていました。
料理する、マッサージする、誕生日プレゼントには欲しがっていたものをあげる・・・などなど、尽くせば尽くすほど、「こんないい女いない!」「手放したくない!」と思うものだと、間違った認識をしていました。
それでも仲は良かったですし、それなりに長くは付き合っていましたが、ずーっと私が追いかけているような恋愛でした。
結果、追いかけてくれない(私に対しての愛情を感じない)彼に不安や不満が爆発し、終わりました。
彼のほうから追いかけてくれないのは、尽くしたりないのだとさえ思っていたぐらい、尽くせば尽くすほどに愛されると思っていました。
それが、真逆だったなんて!!
最初は尽くさないのは勇気がいりました。
これまで尽くす恋愛をしてきたから。
「気が利かない女」
「図々しい女」
そんな風に思われるんじゃないかって。
だけど「尽くさない恋愛って、こんなに幸せなのか!」と今は実感しています。
男性は女性に尽くしたい。
そして、尽くせば尽くすほど、相手に愛情を募らせていきます。
だから女性から尽くしていては、男性は女性に尽くすことができないし、女性を愛する隙がうまれないのです。
尽くさないと決めてからの恋愛では、彼が尽くしてくれるようになりました。
サラダを取り分けてくれるという小さなことから(以前の恋愛では、気を利かせなきゃと思って自ら率先して取り分けてました・・・)、体調を気にかけてくれたり、マッサージしてくれたり、送り迎えしてくれたり。
細かなことがいっぱいあって身内ネタすぎて書けませんが、不器用な彼からの愛情を感じています。
そして、私にいろいろなことをやってくれる彼も彼で、嬉しそうです。
あんなに尽くさないことに抵抗があった私も、今では尽くさないことに抵抗がまーーったくありません。
「尽くさないから愛される」というのも身をもって感じています。
だから、尽くして尽くして、彼からの愛情が感じられないのなら、それは尽くしすぎているからと断言できます。
尽くすのをやめて、尽くされるようになったら、愛されるようになります。
じつは私は「尽くすが好き」だと思っていました。
大好きな彼のために、あれやこれやと世話を焼くことに喜びを感じていました。
だけど、彼に尽くされるようになって「本当は尽くされるほうが好き!」なんだ、ということに気づきました。
いま「尽くすのが好き」だと思っている方も、もしかしたら尽くされることに慣れていないだけで、尽くされる幸せを知ったら、「わたし、尽くされるほうが好き!」と気づくかもしれません。
そして大切なことは、
彼がしてくれることをちゃんと受け取って、笑顔で「ありがとう」を言う。
この笑顔で「ありがとう」が、彼を幸せな気持ちにします。
そして、ますます尽くしてくれて、愛してくれるようになります。
まぁ、それでも時々、マッサージをしてあげたりはしますが、女性から尽くすのはたまにだからいいのです。
たまに尽くすから、それが彼にとってご褒美のようで貴重なものになります。
だって小さいころ、お母さんが料理をつくってくれるのは当たり前だと思っていたでしょう?
でも毎日毎日料理をつくるって、けっこう大変です。
ぜんぜん当たり前じゃないし、ものすんごく感謝すべきことなんだと大人になって思います。
だから、会うたびに彼に尽くしていたら、それが彼にとって当たり前のことになってしまうし、たまのご褒美がほしくて彼も頑張ってくれます。
彼に尽くそう尽くそう、彼を愛そう愛そうとしなくていい。
彼に尽くしてもらって、たくさん愛してもらえばいい。
そして、彼がしてくれることには、ちゃんと「ありがとう」を言う、「ありがとう」を示す。
彼がしてくれることに慣れてしまって、それを当たり前だと思ったときに、彼は尽くすのをやめてしまいます。
私とおなじように尽くす恋愛をしてきた女性は、最初は尽くさないことがモヤモヤするかもしれません。
だけど、尽くさないほうが愛されます。
だから、尽くさないという一歩を踏み出してみてくださいね。