人の悩みの9割は人間関係とも言われるぐらい、悩みの大部分を占めるのが人とのこと。
ちょっとぐらい「嫌い」なら見て見ぬフリはできるけれど、本当にもう「いなくなってほしい」と思ってしまうぐらいに嫌いな人がいると、日常がどんよりしてしまいますよね。
そして、限られたエネルギーを嫌いな人につかうのは本当にもったいないことです。
嫌いな人のことを考えて波動を下げるぐらいなら、好きな人のことを考えてルンルン気分を上げるべき!
とは言っても、考えてしまうのが人間ですよね。
嫌いな人がいなくなってくれたら、どんなに気分が晴れやかになるか!と思うことでしょう。
そこで今回は、嫌いな人について書いていこうと思います。
嫌いな人はあなたが引き寄せている
さて、あなたが「いなくなってほしい」と思っている嫌いな人は、じつはあなたが引き寄せているという風に考えることができます。
1. 自分が満たされていない
そもそも、人は本当に幸せを感じているときは、他人のことがそれほど気になりません。
反対に、なんだか満たされない思いを抱えながら過ごしているときは、他人に敏感になります。
なので、つねに「満たされない」思いを抱えている人は、嫌いな人が現れてはいなくなって、また現れてを繰り返して、
結局、その人の人生には嫌いな人が現れつづけるんです。
あるAさんにとっては「Cさんって嫌いだわ」と思う一方で、BさんはCさんのことを何とも思わなかったりするでしょう?
2. あなたにとって必要な人
これについてはあとで詳しく書いていこうと思いますが、基本的に、あなたが出会う人はすべてあなたが引き寄せています。
出会う人のなかにはもちろん「嫌いな人」も含まれており、この「嫌いな人」は、あなたにとって必要だから現れている場合があるんです。
あなたが自ら望んで引き寄せているんです。
嫌いな人が「いなくなったらいいのに」
嫌いな人にたいして「あの人、いなくなったらいいのに!」と思うことありますよね。
しかし!
「あの人、いなくなったらいいのに」と思ったところで、いなくなるのは結局自分だったりするんです。
なぜなら、潜在意識は主語を区別しないから。
ということはつまり、つねに「あの人、いなくなればいいのに」と思いながら過ごしていると、潜在意識には「自分が、いなくなればいいのに」とインプットしつづけることになります。
そして、自分がいなくなる。
潜在意識はつねにあなたの望みを叶えようとしてくれるから。
だから結局、自分が耐えきれなくなって、たとえば仕事をやめるとか、コミュニティから抜けるとか、そういうことになります。
嫌いな人は感謝をするといなくなる
嫌いな人については「あの人、いなくなったらいいのに!」ではなくて、感謝をするといなくなります。
私は以前、ある男性からしつこくされていました。
彼も知っている男性だったのですが、知り合いだからこそ、変にゴタゴタするのも嫌でずーっとだまっていました。
しかし、終わらないLINE…。
顔を合わせる可能性のある相手だと、ブロックするのも嫌でしょう?既読スルーしつづけるのも、なんだか嫌でしょう?
だから、適当に返信はしていたんだけど、ついに我慢できなくなって、彼に相談したんです。
そうしたら、彼がものすごく心配してくれて、私は、なんだかそのことが嬉しくなって、「あ、私、すごく愛されてるんだ♡」って思ったんです。
そして、そのとき私は、あれほど嫌いだった男性に感謝の気持ちをもったんです。
「あの人がしつこくしてくれたおかげで、彼の愛情を感じることができたし、彼との仲が深まった♡」って。
しかも、彼のなかで「ハナはモテるんだ」と感じたみたいで、ほったらかしにはできないと思ってくれた。
すると…。
そのあと一通だけLINEが来たきり、しつこくされていた男性からLINEが来なくなったんです!!
なぜ感謝をするといなくなるのか?
さきほど、嫌いな人は「あなたにとって必要な人」であり、あなたが望んで引き寄せている、と書きましたが、
そうなんです、私にしつこくした男性も、じつは私にとって必要であり、私が好き好んで引き寄せていたんです。
それは、「大好きな彼からの愛情を確認したい」という、私の願いを叶えるために必要な存在だった、ということ。
私は無意識にも「心配されることで、彼からの愛情を確認できる」と感じていたのでしょう。
だから彼と付き合いはじめた頃は、本当によく怪我をしたり、起き上がれないぐらいの目眩が起きたり、挙げ句の果てには人生ではじめて救急車に乗るという出来事まで起こるしまつ!!
そのたんびに彼に心配してもらっていたんだけれど、
こういうことにプラスして、私にとって嫌で嫌でしょうがなかった、しつこい男性が現れたのでしょう。
しかし、その男性に感謝をしたことで、私にととってこの男性は必要なくなったんですね。
だからいなくなった。
だからもし今、あなたに嫌いな人がいるのなら、それはあなたにとって必要な人なのかもしれません。
その人の「おかげ」で、あなたの人生に、日常に、なにかプラスになっていたりはしませんか?
そのことに気づけて、「あーあの人のおかげだなぁ」と感謝できた時、きっとその人はいなくなるでしょう。
あなたの前からいなくなるか、嫌いな人じゃなくなるかはわかりませんが、感謝をしたことで、あなたにとって「嫌い」である必要がなくなるので、いなくなります。