さて、私には長年使っているコスメがあります。
そのコスメブランドは、新商品が出たりする際にはプレゼント(抽選で)を行なっていて、私はそれに何度か応募しました。
その際にメルマガを登録したのかは覚えていないのですが、「おっ!当選メールか!」と思いきや、商品の宣伝メールで・・・。
最初は開いて読んでいたんだけれど、件名をみて当選メールではないとわかると、そのうち読むことをしなくなりました。
で、その時に思いました。
男性が望んでいるものをあげずに、何かを欲しがるってこういうことなんだなと。
私は当選メールを今か、今かと待ち望んでいるのに、当選メールは一向によこさず(当たってないからこないんだけど)、「商品はこんなにすごいのよ!買ってね!」というメールばかり!
つまり、
欲しいもの(当選メール)をくれないで、要求(商品を買ってね)ばかり、ということにうんざりしはじめていたのです。
で、これには、長年私はこのコスメブランドの商品をずーっと使っているのに!という気持ちも大きいのでしょう・・・。
まぁ、とても自分勝手な気持ちなのは自分でもわかってはいるのですが、そのコスメブランド自体への愛もだんだん薄れていったりなんかして。
(もちろん、このコスメブランドは何も悪いことはしていない!)
それで、
男性が、あなたが望むことをしてくれないのは、あなたが男性に、望むことをしてあげていないから、ということがあります。
たとえば、男性が「一人にしてほしい」と思っているのに、それを許さずに会いたがったり連絡をしまくったり、
趣味や友達と会う時間も大切にしたいのに、それを許されない。
はたまた、男性が「追いかけさせてほしい」と思っているのに、あなたが彼を構うばかりで、男性に追いかける隙を与えないのも、そう。
恋愛がうまくいかない女性は、自分の気持ちを満たしてもらうことだけを考えます。
「大切にしてほしい」
「構ってほしい」
「愛してほしい」
という3つが頭の中を占めていると言っても過言ではなく、私がうまくいかない恋愛をしていた時も、例に漏れずです。
自分がもらうことばかりに意識が向いているから、彼氏がして欲しいことをしてあげられないのですね。
そりゃ、うまくもいかなくなります。
恋愛は、一方だけが与えるばかりではうまくいきません!
と、ここで、もしかしたらこう思う女性もいるかもしれません、「いやいや、私が彼に与えるばかり」だって。
でもね、あなたが彼に与えている(と思っている)のは、彼が望んでいるものではなくて、むしろいらないものだったとしたら、どうでしょう?
私はパクチーが大の苦手ですが、レストランへ行って、注文してもいない「パクチーサラダ」を「サービスですから!」と出されても、困るだけです(笑)。
あなたが、彼を構うことで「愛情」を与えているつもりでも、彼は放っておいてくれることを望んでいる、なんてことはよくあることです。
それで、この「与える」というのは、何かをしてあげるということだけではなくて、たとえば「笑顔」を向けることや「感謝」をすることも、与えることのひとつです。
男性はむしろ、女性に何かしてほしいとは思っていなくて、「感謝」してほしいし、幸せそうに笑っていてほしいのです。
ところがどっこい!
「大切にしてほしい」
「構ってほしい」
「愛してほしい」
ばかりが頭の中にあると、感謝することを忘れ、笑顔でいることも忘れてしまいます。
思っているように「大切にされていない」と感じると、そのほかの彼がしてくれていることには感謝できず、「大切にしてくれない」ことだけを見るからです。
「○○してほしい!」ばかりの人は、日常的に「ある」じゃなくて「ない」を見るクセがついているんですね。
だから、要求ばかりが増えていってしまいます。
そして、私には要求する権利はあると思っているから、そうします。
要求する権利があると思っているのは、なぜかとういうと、自分が「与えている」と思っているから。
女性の場合はとくに「私はこんなにあなたのことを思っているのに!」と、彼を思うことで「与えている」気持ちになってしまっています。
しかし一方で男性は男性で、「俺は彼女にいろんなことをしてあげているのに、彼女は感謝してくれない」と感じます。
つまり、お互いに「自分が与えるばかり」だと思っている。
男性は感情を扱うことが苦手で、しかし恋愛は感情を扱う分野です。
なので、恋愛は裏では女性がリードする方がうまくいきます。
お互いに「自分が与えるばかり」と思っているのだとしたら、まずは女性が、彼がしてくれることに感謝をし、不機嫌になるのではなく笑顔でいる。
そうやって男性は「彼女にしてあげること」の喜びを知り、あなたがして欲しいこともしてくれるようになります。
「いい男は育てろ!」なんて言われたりもしますが、女性の扱いに慣れている男性以外は、女性がして欲しいこと、あなたがして欲しいことはわかりません。
だから、あなたが育てるんです。
最初のうちは、彼がしてくれていることをまず受け取り(笑顔と感謝)、それから、あなたがして欲しいことを教えていってあげるんです。
そして女性は、彼に何かをしようとするんじゃなくて、「感謝」と「笑顔」を与える!
感謝と笑顔は、間違いなく男性が欲しいものですから。