彼氏のことが大好き過ぎると、一緒にいる時間が嬉しくて楽しくて、幸せすぎて、つい口から「好き」という言葉が溢れ出てくる時があります。
そんな素直なところは可愛らしいのですが、しかし!
「好き」は言い過ぎるんじゃなくて、そんなに大好きなら、「好き」なんて言わなくても勝手に「好き」が漏れ出ています。
私も追いかける恋愛をしていた頃は、会うたんびに何回も「好き」「大好き」と言っていた時期がありました。
「好き」の安売りです、大安売りです。
しかし、今はごくごくたまーに彼のほうから「言って」と言われて、言うことはあります。
「好き」の安売りをやめました。
だけど、「好き」って言わなくても愛されてます。
なんなら、せがまれちゃうぐらいに、愛されています。
ある男性Aくんが言っていました。
「彼女から、好きってたくさん言われると冷めてくるよねー。」って。
しかし、男性Bくんは、
「えーそう?俺は好きってたくさん言われたいけどね。」って言いました。
この二人の男性の違いはわかりますか?
Aくんは、彼女に追いかけられていて、Bくんは、アプローチ中の女性がいる、つまり女性を追いかけているんです。
「好き」って言われ過ぎれば冷めるし、「好き」って言われなければ言ってほしい、というごくごく当たり前のこと。
男性も、自分が追いかけている立場なら「好き」って言われたいんです。だけど、そう簡単に言ってもらえないから、追いかけるんです。
あなたも、彼氏から「好き」って毎日のように言われていれば、そのうち「好きって言ってほしい」なんて思わなくなるでしょう。
さて、男性Aくんはなんでわざわざ「彼女から、好きってたくさん言われると冷めてくるよねー。」と言ったのかというと、彼女に冷めたくないから。
本当はずっと好きでいさせて欲しいからです。
「好き」って、貴重な言葉です。
なのに「好き」って言い過ぎれば、彼氏にとってあなたの好きは、まったく重みのないものとなり、
男性が彼女のために頑張らなくても、「好き」と言ってもらえるので、だから放ったらかしにされてしまいます。
ちょっとぐらい放っておいても、「どうせ俺のこと大好きだし」と思ってしまいます。
彼女から「好き」と言われ過ぎると、男性は追いかける必要がない、頑張る必要がない、つまらない!なんです。
以下の記事で書きましたが、トイレットペーパーがドラッグストアやスーパーの店頭から消えたとき、人生ではじめて、トイレットペーパーがものすごく貴重だと感じました。
トイレットペーパーが、当たり前にある存在から、当たり前には買えない存在になったからです。
彼女のからの「好き」をもらうために頑張っていたのに、いまは彼女から「好き」をたくさんもらえれば、彼氏にとって「好き」は貴重なものではなくなってしまいます。
人は、確実に「もらえる」より「もらえることもあれば、もらえないこともある」、つまり不確実なことにハマります。
そりゃそうですよね、魚釣りにしたって、「絶対に釣れる」とわかっている釣りは面白くもなんともないですよね。
大きな魚が釣れる時もあれば、小さな魚でさえ一匹も釣れない時があるから、ハマるんです。
彼氏のことが大好きすぎるなら、「好き」って言わなくても勝手に漏れ出てしまいます。
そんな、笑顔で、楽しそうで、幸せそうなあなたは、彼氏から見ても愛おしいぐらいに可愛いです。
「好き」を言い過ぎるぐらいなら、定番の「すごい!」「さすが!」や、彼氏にたいして「ありがとう」をたくさん言うほうがいいでしょう。
「好き」って言いたくなる気持ちは、とってもよくわかります。
だけど、どうしたって人間は、なんでも「過ぎる」と満足してしまい、満足すると欲しなくなります。
男性はなかなか「好き」を言わない人が多いので、男性から「好き」と言われ過ぎる経験がなければ、「好きと言われ過ぎると冷めるかも」なんて気持ちはわからないかもしれません。
自分は「好き」と言われると嬉しいから、ついつい「好き」を言いすぎちゃうかもしれません。
男性はハートの絵文字も好きですが、たまーにだからいいんですよね。これが、LINEをするたびに毎回ついていたら、やっぱりハートが貴重ではなくて、当たり前のただの絵文字のひとつになってしまうんです。