自分の好きなことは、自分という人間を構成する要素のひとつです。
その人の価値観をあらわすもののひとつです。
だから、人は「自分の好きなこと」について話すのが大好きだし、とくに男性は自分について語るのが好き。
なので、「好きなこと、興味のあること」については語りたくってしょうがないのです。
そして、「自分の好きなこと」について語らせてくれる相手との時間は「あの子と話していると楽しい」と記憶され、「あの子とは価値観があう」と感じ、恋人候補になることだってあります。
たとえば、あなたが「ひとり旅が大好き」だとしましょう。
そして、A子さんに、「私、ひとり旅が好きで、お金をためて年に3回ぐらいひとりで海外にいくんです。この前は一人でドバイに行ってきたんです!」と話したとします。
すると、A子さんは「えっ!ひとりで海外行くの?寂しそう!ひとりで旅行して何が楽しいの?お金もったいない!」と全否定したらどうでしょう。
もう今後一切、A子さんに、大好きな「ひとり旅」の話ができなくなりますよね。
そして、自分の好きなことを否定されるって、自分自身を否定された感覚にもなります。
一方で、B子さんは「すごーい!ひとりで海外とか楽しそう!ドバイってどんなところだった?」って、あなたの好きなことを受け入れてくれて、興味まで持ってくれます。
きっと、B子さんと話すのは楽しいし、またB子さんに会いたいなぁと思うでしょう。
男性がまた会いたくなるのも、いわずもがな、B子さんのような女性です。
アイドル好きの男性のはなし
さて、私が昔から仲のいい友達に、超アイドル好きの男性がいます。
私も可愛い女の子は好きなので、彼に会うとアイドルについて教えてもらっていますが、彼は自分自身で「いい年してアイドルが好きだなんて」と思っており、あまり積極的には人に言っていないようでした。
しかし、ある飲み会の場で、彼のアイドル好きを知っている友達に「ライブに通うぐらいアイドルが好きだ」というのをバラされたんです。
そしたら!
隣に座っていた女性が、「アイドルのライブってどんな感じなんですか?」「○○ちゃん可愛いですよね」って、彼の「超アイドル好き」を受け入れたあげく、興味をしめしてくれたのだそう。
そして…その日から、彼はその女性にノックアウト!
という話を、つい先日聞いたので、その後どう進展しているかまではわかりませんが、自分の好きなものを受け入れてくれて、興味をしめしてくれる女性の破壊力のすごさを感じました。
「もしかしたら受け入れてくれる女性は少ないのかも」と思っている趣味の場合は、とくに嬉しいですし、「好きでいていいんだ」って安心しますよね。
趣味ひとつで別れる・別れないに発展することも
自分の好きなことって、自分にとって大切な一部です。
それを受け入れてもらえないのは、人によっては自分を受け入れてもらえないと感じるほどのことであり、反対に、受け入れてもらえるととても嬉しいのです。
とくに男性は、女性に比べて「恋愛」だけが1番!なんて人は少なく、同じぐらいに「趣味」も大切だ、という人は多いです。
もし「週末は趣味の時間に費やして、私に会ってくれない!」なんて場合は、一旦、そんな彼を受け入れてみましょう。
男女逆パターンですが、ある男友達の彼女の趣味が「ベリーダンス」でした。
しかし、彼は「あんな際どい衣装を着て人前で踊るなんて、考えられない」と、私に愚痴っていました。
とにかく美人な彼女さんだったので、彼も嫉妬していたのでしょうが、どうしても彼女の趣味を受け入れられず、一方で彼女はベリーダンスを辞めることはできないと、結局は別れてしまったのです。
趣味ひとつで、別れる別れない、なんてことになる場合もあるのですね。
好きなことを話せる相手にはまた会いたい
じつは私も、アイドルではないけれど、人によっては難色をしめす場合もあるグループが好きです。
「いつも何聴いてるの?」と聞かれたときに答えると「えっ!そうなの?意外!」とびっくりされて、話もつづかずに終わることが多いです。
だけど、彼は興味をしめしてくれたんです。
車にのれば、そのグループの曲をかけてくれるぐらいに、ごく自然に受け入れてくれました。
受け入れてもらえないことの悲しさは感じなくても、
「受け入れてもらえること」
「彼の前では普通にこの話ができるんだ」
という喜びって大きいんだなぁ、と思ったことを覚えています。
いま、好きな男性がいるのなら、彼の好きなことの話を、たくさんさせてあげてください。興味をもって、聞いてあげてください。
彼の中ではきっと、「あなたと話すのは楽しいなぁ」と記憶されますから!
話していて楽しい人には、また会いたくなりますからね。
一般的に女性のほうがおしゃべりなので、男性が女性と話をするときは、男性は聞き役に回ることが多いです。
ふだんから女性の話を聞くことの多い男性にとって、自分の話を聞いてくれる、しかも「好きなこと」の話を思う存分に話すことのできる女性って、それだけで貴重なんです。
意識しないと、ついつい、自分の話にもっていきたくなるのが人間!
だから、つぎに彼に会うときは、自分の話は置いておいて、ぜひ、好きな彼の好きなことの話を興味をもって聞いてあげるといいでしょう。