私は必死になって、どうにかしようとして頑張っていた頃、恋愛はちっともうまくはいきませんでした。
「相手に好きになってもらいたい!」
ばかりに必要以上にLINEをして、可愛いと思われたくて自分をアピールして、そうやってがむしゃらになって、うまくいかないと勝手に不安になって感情が爆発する。
なんとか好きな彼とつながっていたくて、恋愛本を読みこんで、あの手この手で彼を振り向かせようとした結果、音信不通。
そんな時に「それでも諦めたくない!」と、引き寄せの法則や潜在意識、脳のことを勉強しました。
そして、もうどうにかしようとするのをやめて、「彼でも彼じゃなくても私が幸せになるならいっか」といい意味で諦めることができてから、うまくいったんです。
恋愛は、どうにかしようとしない方がうまくいきます。
恋愛だけにかぎらず「どうにかしたい」と思うときは、体に力がはいって緊張状態になるから、うまくいかない。
リラックスしているときに、うまくいくものだから。
どうにかしたい=相手をコントロールしたい
そもそものところで、「好きになって!」と言われて、好きになりますか?
好きにならないですよね。
自分がなんとも思っていない男性からは、放っておいても連絡がきたりお誘いがくることがある。
「好きになって」なんて態度を微塵も見せていないのに、勝手に好かれたりする一方で、「好きになって」と頑張る相手には好かれない。
そういうことなんです。
「どうにかしたい」という思いからは、相手をコントロールしようとする波動がビシビシと出ています。
そして、その「コントロールしたい」という波動を感じ取った相手は、逃げます、距離をとります。
それが、音信不通。
お店でも店員さんが近づいてきたときに「買わせようとしているな!」と感じると、逃げたくなるときあるでしょう?
それと同じ。
放っておいてくれて、こちらが商品について聞きたいときには答えてくれて、「あ、この商品はいい商品なんだ〜」と思ったら、買いたくなる。
しかし、この店員さんに質問したら「買って」アピールすごそうだなとか、強制的になんだか買わなきゃいけなくなるなーと思うと、そもそも質問だってしたくならない。
結局、その商品が魅力的だったら、「買って!」なんて言われなくても買うんです。
心理的リアクタンスという言葉を聞いたことがありますか?
簡単にいうと、人は「強制」を嫌う、というもの。
「やれ、やれ」と言われるとやりたくなくなることで、たとえば「掃除して!」と言われると、掃除をしようと思っていたのに、したくなくなることですね。
人の心にある天邪鬼な一面であり、コントロールされることを嫌う心理のことです。
だから、「好きになってもらいたい」「どうにかしたい」という気持ちから行動していると、相手の男性は、あなたから距離をとりたくなってしまうんですね。
「どうにかしたい」は思い通りにならない現実を引き寄せる
さて、脳は自分が見たいものを見る性質があります。
当たり前ですよね、自分の視界に入っているものすべてを処理していたら、脳はパンクしてしまいます。
だから、脳は自分が見たいものだけを拾うようにできていて、見たいものというのは、自分が意識しているものです。
つまり、
「私ってモテるんだよね〜♡」と思っている人は、私はモテるという現実が目の前に繰り広げられていくし、
「私はモテない」と思っている人は、私はモテないという現実が目の前に繰り広げられていきます。
そして、
好きな人に「好かれたい」とか「どうにかしたい」と思っているということは、「好かれていない」「思い通りになっていない」現実に意識を向けていることになります。
つまり、
どうにかしたい=思い通りにならない現実を見せて!
と言っているようなもの。
だから、必死になって恋愛をどうにかしようとしても、どうにもなっていない現実に意識が向いているので、脳は、その「どうにもなっていない」現実を、ずーっと見せてくれるんですね。
どうにかしようとするより自分を磨く
恋愛では「どうにかしよう」とするよりも、好きな彼が思わず惹かれてしまう、会いたくなってしまう、恋したくなってしまう自分になるほうが、断然うまくいきます。
コントロールできるのって、自分だけなんです。
「好きになってもらいたい」とコントロールしようとすると、どうしても不足や焦りの波動が出てしまい、うまくいくものもうまくいかなくなってしまう。
どうにかしたい=不足と焦り
が根っこにあるから、結果的に「不足」「ない」を引き寄せるので、やっぱりうまくいはいかない。
コントロールできないことに悩む時間を使うのは、本当にもったいないこと!
恋愛上手な女性と恋愛ベタさんの違いのひとつに、恋愛ベタさんは「どうにもならないこと」で延々と悩みつづけることがあります。
これでは、あなたの波動がずーっと「不足」「ない」に停滞しているままで、恋愛はなんにも動かない。
だから、相手との関係を「どうにかしたい」と頑張るのではなく、唯一コントロールできる自分に意識をむけて、自分の魅力を磨いてくことのほうが、恋愛は進んでいくものなんです。
自分のことを大切にして、自分を幸せにしてあげて、ご機嫌に過ごしていると、気づいたら好きな彼にかぎらず、そんなあなたに男性は恋に落ちたりするもの。
本来、「あの子を誘いたいなぁ、どうやって誘おうかな、どうやったら振り向いてくれるかなぁ」と頑張るのは男性の役目。
男性は自分の思い通りになる女性より、ちょっとぐらい思い通りにならない女性のほうに魅力を感じます。
なんでも「はい!」と言うことを聞く従順な女性より、わがまま(限度があります!)な女性のほうが気になります。
だから、「どうにかしたい」と恋愛を頑張るのではなく、「どうしたって私は幸せな恋愛ができる♡」と意識の矛先を変え、自分ひとりで勝手に幸せそうになる。
いつでも変えられるのは自分だけ。
自分の意識の矛先が変われば、恋愛も、見えている世界も変わっていくんですね。