人って、自分が意識したものだけ見えるようになっているし、聞こえるようになっています。
だから、部屋のなかで「エアコンの温度をさげよう」と思った途端に、エアコンに意識がいって、今まで耳に入らなかったエアコンの音が聞こえたりします。
本当は、ずーっと、エアコンの音はしていたのに。
ということは、つまり、
大好きな彼のことを「全然優しくない」「私のことをあんまり好きじゃない」と思って見ていると、彼の優しくないところだけが見えるし、彼が自分のことを好きじゃないことばかり見えるようになります。
本当は、ずーっと部屋のなかで音をたてていたエアコンのように、彼の優しいところ、彼のあなたへの愛情があるのに、それが見えなくなっているのですね。
本当はあるのに、ただ見えていないだけ。
彼の優しさも、彼の愛情も、ただ見えていないだけ。
彼の優しさや愛情に意識を向け始めると、彼の優しさも愛情も見えてくるし、ますます彼は優しくなって、愛情を注いでくれるようになります。
いつも楽しいことや、幸せなことに意識が向いている人は、楽しいこと、幸せなことを拾うのが上手です。
道を歩いていれば、心地のいい風を感じ、鳥の声に癒されます。ポカポカ陽気に幸せな気分になります。
しかし、いつも不満や不足ばかりに意識が向いている人は、不満や不足ばかりを探そうとしていますから、前から歩いてくる人が邪魔だなぁと思って、ため息をつくかもしれません。
ポカポカして気持ちのいい陽気なのに、それには全く気づかないのです。
おんなじ道を、おんなじように歩いていても、人によって目の前に繰り広げられる現実が、違ってくるのですね。
でも、この意識って、クセなんです。
意識と言いながら、無意識なんです。
(なんだか、ややこしいですかねぇ?)
無意識に、幸せを拾うようにできているから、幸せな現実が目の前で繰り広げられるし、無意識に不満を拾うようにできているから、不満ばかりの現実がやってきている(ように見えている)。
でも、これはクセなので、最初は意識して、それを何度も繰り返すうちに、無意識に落とし込めるようになります。
「幸せじゃない」と感じている人は、ただ「幸せ」に意識を向けていないだけです。
だから、幸せな恋愛がしたいのなら、今すぐ「わたしは幸せな恋愛をする」と決めること。
決めることで「幸せな恋愛」に意識が向き、「幸せじゃない恋愛」は、あなたの前から消えてなくなります。
そうすると・・・
もしかしたら、今の彼が自分にはふさわしくない、と気づいてしまうこともあるかもしれないし、
自分をとっても大切にしてくれる男性が現れるかもしれない。
「幸せな恋愛をする」と決めることで、あなたが毅然とした態度を取れるようになり、彼が変わるかもしれない。
最初は「幸せな恋愛をする」と決めて、意識をすること。
これまで全く意識してこなければ、ちょっと気を抜けば「幸せじゃない恋愛」に意識が向いてしまいます。
しかし、なんども意識していると、そのうち無意識(潜在意識)にまで落とし込めるようになり、それこそ無意識に、自分が「幸せな恋愛をする」ための行動を起こせるようになっています。
あなたが朝起きて無意識にやってしまうルーティーンってありますよね?
そのルーティーンのように、あなたには当たり前のように「幸せな恋愛」がインプットされています。
わたしも最初は、不安が襲ってきて気持ちがドヨーンとなったときに、「あ、幸せな恋愛をするんだった!」って思い出して、意識しなおしていました。
だけど今では、それほど意識することもなく「幸せな恋愛をする」ことが当たり前となっています。
これが当たり前になると、女は強くなれます!(笑)
幸せな恋愛じゃないものは受け取らなくなるから。
わざわざ、見たくないものは見なくていいし、受け取りたくないものは受け取らなくていい。
幸せな恋愛、大好きな彼に愛される恋愛、大好きな彼に大切にされる恋愛。
そうゆう恋愛が、あなたにはふさわしいし、そうゆう恋愛だけを受け取りましょう。