どうしようもなく辛いときって、彼氏に頼りたくなりますよね。
女性にとって、この「頼りたい」というのは、辛い状況をどうにかしてほしいわけではなく、ただ「ギュー」ってしほしいとか、そばにいてほしいとか、心の拠り所になってほしい、ということなんですよね。
それだけで気持ちが楽になったりするものです。
しかし、辛いときには彼氏に頼れない!という女性もいるわけです。
それは「迷惑がかかる」とか「面倒だと思われたくない」とかイロイロな理由があるのでしょう。
私も辛いときに彼氏に頼れなかったので、気持ちはとってもよくわかるんです。
私の場合は、一度辛いことを相談しようと思って電話したんだけど出なくて、LINEで「こういうことがあって辛い」と送ったんだけど、なんだかめんどくさそうな返信だったので、それから頼れなくなったことがありました。
「辛いときに頼れない彼氏なんて、いらない!」とは思っても、好きだから離れることはできませんでした。
基本的なことを言うと、男性は彼女の力になりたいと思っているんです。
だから、辛いときは頼ってほしいと思っている男性の方が多いはずなんです。
なのになんで、彼女が辛いときに、彼氏はめんどくさそうなのか?
辛いときに頼れない彼氏になってしまうのか?
それは、彼女から、ただ「辛い」と言われて、どうしていいかわからないからです。
女性には共感する能力があったり、察する能力がありますが、男性に同じものを求めても、同じようにはいきません。
男性は「どうしたらいいかわからない」ことが、苦手なんです。
ただそばにいてほしいだけとか、ギュってしてほしいとか、そういうことを求めているとは思わず、
「どうにかして解決しないと!」と思ってしまうのが男性なんです。
だけど、「俺の力ではどうすることもできない」という、彼女の力になれないことが怖いのですね。
自分の力不足が証明されてしまうのが、怖いのです。
それで、私もある時から伝え方を変えたんです。
「すっごく落ち込むことがあって泣きそう。○○くんなら、こういう時どうするの?」
という風にLINEで伝えれば、彼氏は「大丈夫?俺なら、こうこうこうすると思うよ!」てな感じで、励ましてくれるわけです。
男性がどうしたらいいかわかりやすいように伝えるのがポイントなんです。
男性は、ただ「辛い」と感情だけを伝えられてもどうしたらいいかわからない、ということを覚えておいてくださいね。
なので、LINEではなく一緒にいる時なら、「すごい落ち込むことがあったから、ギューってして」
という感じに、どうしてほしいかをちゃんと伝えるんです。
男性と女性の言葉や考え方の違いについては、たとえばスペイン語と日本語ぐらいに言語が違う、なんて言い方がされることがあります。
国はどこでもいいんだけれど、要するに、言語が違う人どうしが話していれば、そりゃうまく伝わらないよ、という意味ですね。
恋愛ドラマでは、女性が「辛い・・・」とつぶやくと、男性が優しく抱きしめたりしてくれたり、LINEやメールなら「どうしたの?」なんて返信をくれますが、
あれは女性の脚本家さんが書いているので、女性の願望が反映されています。
男性のみんながみんな、あんなことをやってくれるわけではありません!
これは「辛い」だけではなくて、「寂しい」もそうなんですね。
男性は、ただ「寂しい」と言われても、どうしていいかわからない。
だから、どうしてほしいのかまでをちゃんと伝えないと、彼氏だって困るし、その困っている彼氏をみて「彼氏に寂しいって言うと、めんどくさがられる」と感じてしまいます。
男性は、彼女を幸せにしたいと思っています。
以下の記事でも書きましたが、男性は、彼女を喜ばせたいし、笑顔がみたいと思っているんです。
だから、「辛い」ときは頼ってほしいけれど、ただ「辛い、辛い」とだけ言われても、彼女が幸せじゃないのを自分の責任に感じてしまうんです。
自分には関係ないことでも、彼女が「辛い」と責任を感じてしまうのが、男性なんです。
もちろん「辛い」気持ちは伝えていいんだけど、彼女が辛いばかりでは、彼氏も「俺には彼女を幸せにできない」と自信をなくします。
辛いときは、どうしてほしいかまでを伝えること、そして、彼氏には幸せなあなたもたくさん見せてあげてくださいね。