潜在意識は主語を区別しません。
有名な話なのでご存知の方も多いと思いますが、タイガーウッズ選手は、他の選手のボールもカップに「入れ!入れ!」と心の中で祈っているそうです。
たとえ他人のことを思ったとしても、主語がない潜在意識は自分のこととして捉えます。
タイガーウッズ選手はおそらく、そのことを知っているのでしょうね。
だから、他人の幸せを願える人、他人の幸せを喜べる人は、自分も幸せになれるということです。
そして反対に、他人の不幸せを願えば、潜在意識はやっぱりこれも自分のことだと捉えます。
潜在意識はたくさん考えることを重要としますから、他人の不幸せばかりを願っていたら、自分が不幸せになることを重要だと考え、それを叶えてくれてしまうのです。
なかなか彼氏ができない、という人は、幸せな女性に対して「彼氏と別れればいいのに」なんて思っているのかもしれません。
幸せな芸能人のインスタをみて、心のなかで、よくない感情を抱いているのかもしれません。
そしてまた、たとえば、あなたに恋のライバルがいるとします。
そして、その恋のライバルに対して、好きな男性の前から「いなくなればいいのに!」とモヤモヤ思っているとします。
いつもいつも、「あの人、彼の前からいなくなればいいのに!」なんて思っていたら、さぁ、いなくなるは誰かお分かりですね?
そう、自分です。
好きな男性と距離ができてしまったり、なかなか誘ってもらえない、会う機会がなかなかない、なんてことになるかもしれないのですね。
そうじゃなくって、恋のライバルにも「彼女にふさわしい男性と幸せになるといいなぁ」と思ってあげられることがベスト。
だけど、そんなこと思えない!
というのなら、恋のライバルについては考えないのが最善策です。
だって、恋愛は自分と相手の男性の間のことであって、第三者は基本的には関係ないのですから。
自分がより魅力的になることに注力すればいいのですよね。
そのほかにも、元彼のことを悪く思ったり「あんな男、不幸せになればいい!」なんて願ってしまったら、そうなってしまうのは、自分。
大切にしてくれない彼氏に対して「なにか悪いことが起きればいいのに!」とか「あんな奴、いなくなればいい!」なんて思ったりしたら・・・。
でもなにより、こうゆう嫌なことを考えてしまうと、自分がいい気分がしませんよね。
引き寄せの法則とは自分の出している感情(波動)と同じ感情のものを引き寄せますから、いい気分でいることがなによりも大切なのに。
たしかに、嫌いな人がいると、その人の幸せを願うなんて難しいかもしれません。
嫌いな人であればあるほど、なぜだかその人のことばかり考えてしまうかもしれません。
だけど、そうやって他人のことばかり考えてしまうのは、暇だからですよね。考える暇があるから。
そんなときは、もっと自分に注目してあげましょう。誰よりも大切な自分がおろそかになっているから、いろいろな物事がうまくいかないのですね。
自分が今なにがしたくて、今なにが食べたくて、誰に会いたくて、どんな気持ちなのか?
自分の本心を注意深く聞いてあげることです。
本当に叶えたいと思っている願いは、必ず叶うと言われています。だけど、その本当に叶えたい自分の願いに気づけない人が多いのも事実です。
なぜなら、潜在意識は無意識だから。
そこで、小さなことでも自分の本心を拾ってあげることが大切になってきます。普段から、自分の心の声を聞いてあげることが大切になってきます。
そうすることで、だんだんと自分の思う通りに物事が進んでいくようになるのですね。
彼氏がほしいのになかなか彼氏ができない、とか、好きな人との距離が開くばかり、とか・・・。
最初にお伝えしたように、その原因は自分で作っているのです。
他人のことを悪く思っているようにみえて、実は、自分に「そうなれ!」と潜在意識に働きかけているようなものです。
幸せそうな人をみたら「幸せそうでいいねぇ♡」と微笑ましく思う。嫌いな人に対して「いなくなればいいのに」なんて思わず「幸せになるといい」と、できることなら思ってあげられる。
それが無理なら、他人のことを考えずに、もっと自分のことを考えてあげる。
自分の心の声を聞いてあげる。
ただただ、自分の幸せを考えればいい、という、実はとっても簡単なことなのです。