いわゆる「高嶺の花はモテない!」と聞いたことがある人もいらっしゃると思います。
たしかに、男性、女性問わず、まわりから「素敵だなぁ〜♡」と憧れられるような女性になりたいのなら、高嶺の花を目指すのもいいけれど、
モテる、モテないだけで言えば、高嶺の花になったところでモテるわけではなく、モテるのは断然、女っぽさを感じる女性です。
高嶺の花はなぜモテない?
男性は女性を追いかけたいと思っています。
しかしだからと言って、手が届かないような女性、つまり高嶺の花の座に君臨する女性を追いかけようとはしません。
たとえばあなたも、自分が使えるお金よりうんと高い洋服は「可愛いな〜♡」とは思っても、「買いたい!」とは思わないでしょう?
それよりももっと手が届きそうな可愛い洋服を探して、そっちを買うと思います。
実際、モテる女性というのは、「俺が頑張れば行けるかも!」と感じさせる女性であり、つまり、思わせぶりが上手な女性のことなんですね。
笑顔で話しかけてくれるとか(男性は、笑顔で話しかけられると、「俺に気があるかも?」と感じる)、親しみやすい女性のほうが、モテるんですね。
だから、女性から「あなたに気がありますよー」と好意をチラ見せすることで、恋愛がうまくいくことは多いのです。
高嶺の花は誘いづらい
たしかに「高嶺の花」は価値が高い女性であり、男性が追いかけたいのは「価値のある」女性です。
しかし!
男性は強い力を手に入れ、その代わり女性は強い心を手に入れた、なんて言われるぐらい、いざとなったら心が強いのは女性のほうで、
男性は基本的には傷つきやすくて繊細です(もちろん、人によって違いますが)。
まわりの男性と話していても「もっと積極的に行けばいいのに!」と、こちらがヤキモキしてしまうこともよくあります。
(一回返信がこなかっただけで、諦めるとか)
「いいなぁ」と思っている女性を誘うにしても、もし断られても傷つかないように、遠回しに誘ったりするんです。
女性のほうが「誘われてるの?」とわからないぐらい。
そのほかにも、「一緒に食事したいなぁ」と思っても、当日に誘ったりする男性もいます。
それは、当日なら断られても仕方がないと思えるから。
それぐらい傷つきやすい男性が多いなか、断られる確率が高そうな高嶺の花を狙う男性は、
「高嶺の花に釣り合う!」と自分で思っている、自信のある男性です。
(まぁ、もしくは、ものすごくメンタルの強い男性とかね。)
高嶺の花は一部の男性にはモテる
とは言え、高嶺の花と言われるぐらいなので、素敵な女性であることには間違いありません。
そして、高嶺の花と呼ばれる女性は、不特定多数の男性からはモテなくても、一部の男性からはモテます。
それは…レベルの高い男性からはモテる!
だったら、そっちの方がいいじゃん!って思いましたか?
人は、自分と同じようなレベルの異性を選ぶ傾向があり、それは見た目のレベルが同じ、というワケではなくて、全体をひっくるめたレベルです。
女優さんも、一般人の男性と結婚した、と言っても、結局はお医者さんとか経営者さんとか、なんだかすごそうな相手であることが多いですよね。
だから、高嶺の花はたしかに普通の男性からはモテないかもしれないけれど、スゴイ男性たちからはモテるんです。
「いやいや、私はレベルの高い男性ばかり好きになる」なんて女性もいらっしゃると思いますが、理想が高い人には、それなりに理由があります。
たとえば、自分が満たされていないと、人は「幸せ」へのハードルが高くなっています。
そうすると、並大抵の男性を好きにはなれず、レベルの高い男性を好きになることで大きな幸せを得ようとします。
また単純に、プライドの高い女性は、自分に見合う男性への理想が高くなる場合があります。
モテるのは高嶺の花より女っぽい女
綺麗になるのって、すごく楽しいですよね。
楽しい自分磨きは恋愛にもいい影響を及ぼしてくれますが、「高嶺の花」のような女性になるぞと、理想を高く掲げすぎるのは、それはそれであんまりオススメしません。
「もっと、もっと」と上を目指すと、いつまでも自分にOKが出せず、結局自分にOKが出せる時はやってこないのです。
自分にOKが出せないと、結局、幸せもやってこない。
だから、目指すなら、昨日よりいい自分になる。
あなたは、あなたにしかなれないし、あなたのままでもっと綺麗になればいい。
恋愛だけに限って言えば、モテるのは高嶺の花より、女っぽい女です。
女性らしさには、かなわない。
男性が好きな、柔らかいふんわりした「女性らしさ」って、「もっと、もっと」とストイックに美を追求する女性ではなくて、
リラックスしてゆるんでいる女性から感じられるものです。
女性だって、そうでしょう?
ものすんごくイケメンで、高学歴で、いい会社に勤めているけれど、女性を守ろうとしないような、まったく男らしさを感じない男性を好きにはならないでしょう?
それよりも、さっと車道側を歩いてくれるような、男らしい優しさにグッとくるでしょう?
女性が、男性の男らしさに惹かれるように、男性は、女性の女らしさに惹かれます。
めちゃくちゃ美人の高嶺の花より、ふんわりした女らしい女性に、「女」を感じる女性に、男は心をうばわれます。
ストイックに美を追求する、余白(隙)のない女性より、ちょっとゆるんでいる余白のある女性。
完璧より、愛らしい抜けがある女性。
「一緒に食事してみたいな」
「もっと話してみたいな」
って感じる、ふんわりとした、優しい女らしさを感じる女性が、恋をつかむのですね。