「彼氏が何もしてくれない」、そのことが理由で別れを考える女性がいます。
まぁ、私も、かつてお付き合いをしていた男性に対して、同じようなことを考えていたことがあります。
だけど、悩むのは好きだから。
結局、彼氏が何もしてくれないのが不満で仕方がないけれど、好きだから別れを決断できない。
それゆえ、彼氏に対して不満を匂わせるようなことをチクチクと言ったり、時に爆発してしまい、「どうにかして彼氏を変えよう」と奮闘していました。だって別れたくはなかったから。
しかし当時、男性心理なんて何にも学んでいなかった私は、結局、変わらない彼氏との関係が嫌で「もうやだ!」と別れることになったのでした。
今では、変えようとしているから変わらないんだ、ということが、よーくわかります。
変えられるのは、相手ではなく自分。自分が変われば彼氏だって変わります。
そもそも男性は好きな女性の役に立ちたいし、好きな女性を喜ばせたい!そう思っています。それなのに「彼氏が何もしてくれない!」というのは、彼女のほうにも問題があります。
なぜならきっと、その彼氏さんは、女性に対して何もしたくない!役に立ちたくもないし!喜ばせたくもない!というワケではないから。
相手が、たとえばその彼氏の大好きな女優さんとかアイドルの女の子だったりすれば、なんでもやってあげている可能性はあります。
それはけっして、彼女のことが好きじゃない、とかそうゆうわけではなく、男性がせっせと何かをしてくれる時にはいくつかの理由があって、そのひとつが、「好きな女性を手に入れたい!」と思っている時だからです。
彼氏がやってくれていることを見逃さない
さて、私は実家に帰ったとき、母に頼まれたわけでもなく、母が外出している間にトイレを掃除しました。
べつに「ありがとう」と言われたくてやっているわけではないし、気づかないだろうな、と思っていたのですが、
「あら、トイレ掃除してくれたの?ありがとう!」と言われたのです。そしてそのことがものすんごく嬉しいんです。
そしてまた、父が母にお願いされていた頼みごとを、私が暇だったのもあって、父の代わりに勝手に私がやっておきました。
(母の役に立ちたい!という父の思いを私が奪ったことにはなりますが(笑))
父は昔ながらの男性なので、気づいてもそのことには触れないだろうと思っていました。
しかし、「ありがとう」という言葉はないものの(男性は「ありがとう」を言うのが苦手が人が多いです)「ハナがやっておいてくれたのか?」と、気づいて、ちゃんとそのことに触れてくれました。
こうゆう、小さなことでも、やってくれたことに気づいてくれるのは、本当に嬉しいものですし、そうすると、「またやろう!」って思うものです。
(もちろん、気づいてくれなくても、私はこれからもさりげなくお手伝いをするつもりではいましたが。)
以下の記事でも書きましたが、人が幸せを感じるのは、人を喜ばせた時です。
だから、やってくれたことに気づいてもらえることで「あー役に立てたんだなぁ」と、やってあげた方が嬉しくなるんです。
以前お付き合いをしていた彼が、ある日、私が車道側を歩いていたのを、さりげなく歩道側に誘導してくれました。
その時にすぐ気づいていたんだけど(だって、こうゆうの女性は嬉しいですものね)、当時の私は、わざわざ「ありがとう」を言うのもなぁ、でも言ったほうがいいかなぁ、としばらく悩んだ末、
さも、今気づいたように、
「あっ、車道側歩いてくれてる!ありがとう」
と、彼に言いました。
そしたら、「今頃気づいたの?」と言いながら、彼がとっても嬉しそうだったのを覚えています。その言葉からは、気づいて欲しかったんだな、というのがひしひしと伝わってきました(笑)。
この時に、「やってくれたことは、ちゃんと気づいて、それを口にするのが大切なんだなぁ」と思いました。
小さなことでも、ちゃんと「ありがとう」は言っていいのだなぁ、と学びました。
「彼氏は何もしてくれない!」と思っているから、何もしてくれない
彼氏が何もしてくれないのは、彼女が、彼氏がしてくれていることに気づけていないからです。
そして「彼氏が何もしてくれない!」と思うばかりでモヤモヤしていれば、彼氏がしてくれている小さなことに、気づけなくなってしまいます。
これが、ますます悪循環となり、別れを考えるまでに至ってしまうのです。
彼氏としては、彼女のためにいろいろやってあげている、と思っているのに、それに気づいてくれることなく、不満そうな態度をされたり、「何もしてくれない」とか「もっと○○やってよ!」なんて言われたら、彼氏は、そんな彼女のために何かやりたいと思うでしょうか?
たとえば、実家でさりげなくトイレ掃除をしたにも関わらず、母からはそのことには触れられず「テレビばっかり見てないで、玄関の掃除でもしてきて!」なんて言われてしまえば、私は、少しばかり「カチン」と来るかもしれません。
「もうトイレ掃除しない・・・」って思うかもしれません。(まぁ、実際に母はそんなことを言う人ではないので、想像がつかないですが)
人は、思っているように相手を見てしまいます。
だから、「彼氏は何もしてくれない人だ」と思って彼氏のことを見てしまうと、彼氏がしてくれないことばかりを脳が拾い出し、結果、その通りの、何もしてくれない彼氏になってしまいます。
そうじゃなくて、その逆なんですね。
「彼氏は私にいろんなことをしてくれる」「彼氏は私の役に立ちたいんだ」そう思って彼氏を見ると、彼氏が自分のためにしてくれる小さなことにも気づけるようになり、結果、その通りの、私にいろんなことをしてくれる優しい彼氏になるのです。
「彼氏が何もしてくれない!」と思ってしまうのは、きっと自分のやってほしいことをやってくれないから、だと思うんです。
でも、彼女だって、彼氏がやってほしいことをやってあげられているとは限りません。
彼女の方は、彼氏にいろいろしてあげているつもりでも、彼がして欲しいのは、マッサージじゃなくて「たまにはゆっくり一人の時間を過ごさせてほしい」ということかもしれません。
「彼氏は何でもしてくれる!」というのは、彼女が、彼氏がやってくれている小さなことにも気づけて、それをちゃんと受け取っていった結果です。
彼氏がやってくれていることに気づけず「もっと○○して欲しい」と不満ばかりだから、結果、何もしてくれない彼氏になってしまうのです。
今からでも遅くありません、彼氏がやってくれる小さなことに気づいて「ありがとう」を言うようにしていってみてください。
きっと、彼氏は変わりますから。