「できれば毎日連絡してほしい」
「もっと会ってほしい」
「週末は一緒に過ごしてほしい」
「私を優先してほしい」
「言葉で愛情をしめしてほしい」
「デートの時はもっとお洒落してほしい」
「あの人と会うのはやめてほしい」
これらはすべて、つまるところ、彼氏を自分の思い通りにしたい、ということです。
恋愛がうまくいかない女性は、彼氏を思い通りにしようとして、思い通りに彼が動いてくれないことで悩みます。
そうして、彼へ不機嫌なLINEを送ってしまったり、不機嫌な態度を取ってしまったりして、自ら恋愛を壊してしまいます。
過去の私も、同じようなことをしていました。
これではまるで「おもちゃを買って!」と泣きわめき、買ってくれなければ不機嫌になる子供のようです。
と、今の私なら思いますが、当時は、そんなことにも気付かず、不機嫌になっては、彼が離れていきそうになると「ごめんね」と謝る、とんでもなく自分勝手なことをやっていました。
こんなことをしても、彼が思い通りに動いてくれるどころか、彼の態度はますます自分が望まない方へ向かっていくのです。
彼氏といえど他人です。
他人を思い通りに動かすことはできないし、「彼氏を思い通りにしたい!」には、彼への思いやりも、彼への愛情もまったくありません。
自分は彼からの愛情を欲しがるくせに、彼へ与えていたのは、愛情ではなく、「思い通りに動いて!」というコントロールしたい欲求だったのですね。
「もっと会ってほしい」
「もっと連絡がほしい」
というのなら、素直に言えばいいだけの話です。
だけど、そんなことを言ってしまえば、面倒な女だ!と思われるのがイヤで言えなかったのですね。
本当に、ますます自分勝手ですね(笑)。
世の中には、恋愛がうまくいく女性といかない女性がいますが、恋愛がうまくいく女性は、彼氏を思い通りにしようとしません。
彼氏を思い通りにしようとするのではなく、自分はどうしたいのかを基準にしています。
だから、彼にしてほしいことがあれば素直に言えるし、もし仮に彼がそうしてくれなくても、言えたからいいのです。
「これを言えば彼になんて思われるだろう?」
「これをすれば彼にどう思われるだろう?」
という彼軸ではなく、あくまで自分軸。
恋愛がうまくいく女性に共通しているのは、自分軸ということです。
反対に、恋愛がうまくいかない女性は、「彼にどう思われるだろう?」が行動の基準になってしまっています。
そして、恋愛上手な女性は、自分で自分を満たすことができるので、彼への要求も不満もそんなに湧いてこないんですね。
「彼を思い通りにしたい!」と思うまでもなく、彼は理想の彼になってくれていたり、理想以上の素敵な彼になってくれていたりするのです。
たいていの場合、男性は「彼女を幸せにしたい!」と思います。
だけど、そうでない場合もあります。
彼に「幸せにしたい!」と思われる彼女と、そうでない彼女の違いは、彼女からの愛を感じるか感じないかの違いです。
最初にも書いたとおり「彼を思い通りにしたい!」には、愛情がありません。
本人は「彼が大好き!」だと思っていても、彼に与えているのは愛ではありません。
愛を与えるから、愛が返ってきます。
愛を与えないから、愛が返ってこないのですね。
「どうにかしたい!」という思いが強ければ強いほど、それに反する現実がやってきます。
「彼氏を思い通りにしたい!」を手放せば、彼との関係がよくなることは、私も実感しています。
自分で自分を満たすこと、そして彼へはちゃんと愛をもって接すること。
「彼が好き!」なら、ちゃんと愛情をあげましょうね。
(愛情をあげるといっても「好き!」って言うとか、目に見える愛情というわけではなく、心から彼を大切に思う、という気持ちのことです)
これまで頭のなかを占めていた「彼氏を思い通りにしたい!」という思いを手放せば、そこには新しいものがちゃんと入ってきます。
ずーっとその思いを握りしめているから、現状はいい方向へ動きません。
手放すことによって、執着にも似たエネルギーがなくなって、必ず彼との関係もよくなっていきますよ。
恋愛がうまくいかない女性は、恋愛にたいして難しく考えすぎるし、力が入りすぎています。
ものごとがうまくいくのは、力が入っていない時です。
もう少し肩の力を抜いてみましょうね。