愛情と執着は違う、とよく言われますよね。
私もずーっと、「そうは言っても、彼のことが大好きだし!」「そりゃ執着しちゃうでしょ!」なんて思っていました。
だけど今は、「そうだよね」と理解できるようにもなりました。
うん、愛情と執着は違うなぁ、と思います。
私は幸せだし、彼も幸せであってほしい、二人で幸せでいたい、と思っています。
執着って、実は、とても自分勝手な感情です。
相手に思い通りになってほしい、という自分勝手な感情であって、愛情でもなんでもないのです。
彼氏が思い通りにならないから、それが執着となってしまうだけ。
私が思うように愛してくれない、私が思うように大切にしてくれない、だから執着してしまいます。
男性は、「俺を変えようとする女性」「俺をコントロールしようとする女性」をとても嫌いますし、距離を取ろうとします。
だから、ずーっと彼氏に執着していては、いつかは離れていくかもしれません。
執着している時のエネルギーって、とにかく重たいです。
そして、そんな重たいエネルギーは、相手に伝わってしまいますから、相手が逃げようとするのは無理もありません。
男性が好きなのは、軽やかな女性です。
そう、執着しない女性は、彼氏から見てとても軽やかです。
「俺に執着しない女性」は、余裕を感じさせるんですね。
「べつに、忙しかったら連絡くれなくてもいいよ〜」
「べつに、会いたくなかったら会わなくてもいいよ〜」
ぐらいの軽やかさ。
もちろん、これを直接彼に伝えるのではなく(伝えてしまったら、嫌味に聞こえる場合もありますし、「なんだよ!どうでもいいのかよ!」と思われかねません)、
「彼氏だから連絡するべきでしょ!」
「彼氏だから週に一回は会うべきでしょ!」
というよくわからない義務感を彼氏に押し付けたりしないし、
「好きなら連絡してくれるでしょ!」
「好きなら会ってくれるでしょ!」
という価値観も持っていません。
彼氏のことも尊重しているのです。
そんな余裕が、彼氏にとっても魅力的に映るし、「なんていい女なんだ!」と思うわけです。
男性が好きな「自由」や「信頼」を与えているから、ますます愛されてしまうのですね。
執着しない女性にとっては、彼がどうであれ「好きなんだもん♡」です。
とくに、これまでの恋愛で、彼女から執着されていた男性にとっては、「これまでの女性とは違う!」「手放してたまるか!」とさえ感じさせてしまうほどの威力を持っています。
彼氏がなかなか連絡してくれない、彼氏がなかなか会ってくれない、という女性にかぎって、
「彼氏だから連絡するべきでしょ!」
「彼氏だから週に一回は会うべきでしょ!」
という義務感を彼に刷り込もうとし、言葉にしなくとも、無言の圧力をかけています。
連絡をくれることや、会ってくれることで彼に満たしてもらおうとします。
男性が好きな「自由」を奪い、男性が欲しい「信頼」を与えないのです。
男性はとくに、やらされてる感が嫌いです。
自分でやりたいんです。
自分が「やりたい」と思って、やりたい。
だから、
「私に連絡して!」
「私に会って!」
「私を愛して!」
「私を大切にして!」
と言われるほど、そうしたくなくなってしまうし、ここでもやっぱり「どっちでもいいよ〜」ぐらいの方が、そうしたくなってしまいます。
彼氏に執着してしまうのは、彼から愛情がほしい、だけ。
彼から愛されていること、大切にされていることを実感したいだけです。
それを、彼から連絡をくれることや、会ってくれることで実感しようとうするから、「愛されていない」「大切にされていない」と思い、それが執着となってしまいます。
これではもう、堂々巡りです。
一度「あー私は愛されていること、大切にされていることを実感したいだけなんだなぁ」と認めてみてください。
そして、「どうせ愛されてるし、どうせ大切にされてるし」と思ってみてください。
そうすると、フッと執着がはずれて、あなたの彼へ向かっていたエネルギーも軽くなります。
執着しない女性は「どうせ愛されてるし、どうせ大切にされてるし」と、彼を信頼しているし、だからこそ連絡の頻度や会う回数にもこだわらず、彼を自由にさせてあげることができます。
そして、結局愛されてしまいます。
大好きな彼に会いたい気持ち、連絡がほしい気持ちもよくわかります!
執着してしまう気持ちも痛いほどわかります、私もがっつり経験していますから。
でも執着がなくなると、とっても心がラクになりますし、恋愛がとーっても楽しいものになりますからね。