「彼氏が、ありがとうを言わない!」ことを不満に思っている女性は少なくありません。
この、感謝しない、ありがとうを言わない、というのは、男女の間だけでなく、人間関係に摩擦をうむ原因のひとつになっています。
人は「ありがとう」という言葉が聞けると嬉しいものですし、「ありがとう」という言葉が聞きたくて、誰かになにかをやってあげることは多いです。
しかし、期待とは裏腹に、相手が「ありがとう」を言ってくれないと、とたんに相手に対して不満に思ってしまうのですね。
もちろん「ありがとう」と言わない方が、失礼極まりない!ということもあるかもしれませんが、誰かになにかをする時には見返りを求めないのが、人間関係も恋愛もうまくいく秘訣です。
男性は女性に比べて「ありがとう」を言わない
そもそものところで、女性同士では「ありがとう」を言う習慣はあるけれど、男性同士で「ありがとう」を言う習慣は女性ほどありません。
男性同士を見ていると気づきますが、女性なら「ありがとう」を言うだろう場面で、「ありがとう」を言わないなんてよくあることです。
グループLINEで、女性同士が気を使い合っているのを見て、「女性って、なんであんなに気を使うの?」なんて、男性が言うぐらい、
男性から見て女性は、気を使います。
つまり、男性は女性ほど、相手に気を使う言葉をかけない、ということ。
プライドが邪魔をして「ありがとう」と言わなかったり、なんだか気恥ずかしくて「ありがとう」を言わなかったりします。
だから、彼氏が「ありがとう」と言わないことに、いちいち反応しないこと!
愛され女子は彼氏の「ありがとう」を期待しない
彼氏が「ありがとう」を言わない、ということで悩むのは、見返りを求めてやっている証拠です。
彼氏に感謝されたい、いい人だと思われたい、好きになってほしい、嫌われたくない、などの思いがあるからで、
もし仮に、頼まれてもいないことをやって、「ありがとう」という言葉の見返りを求めているのだとしたら、それこそ恋愛ベタである原因のひとつです。
あなたも、頼んでもいないのに、毎回出張のたびにお土産を買ってきてくれる上司がいたとして、その上司から、「いつもお土産を買ってきてるんだから、たまには一緒にランチでもしようよ」なんて言われたらどうですか?
勝手にお土産を買ってきておいて!べつに頼んでないし!なんて思いませんか?
言ってみれば、これと同じようなことをやっているわけです。
また、これは実際にいた男性ですが、私は一度、彼に食事を奢ってもらったんです。
だけど、その後私が誘いを断ったとき、彼は、なんて言ったと思いますか?
「この前おごったじゃん!」って言ったんです。
その男性は「おごったから、次も会ってくれるだろう」と、見返りを期待しているから、そんな言葉が出てしまうのですね。
彼氏になにかをする時は、見返りを求めないこと!「ありがとう」と言ってくれることを期待しないこと!
そもそも、あなたは彼氏のためにと思ってやっているし、彼氏が喜ぶと思ってやっているのかもしれませんが、実際には彼氏は嬉しくないかもしれないのです。
男性と女性では嬉しいことが、違います。(これは、男性心理を勉強して驚いたことのひとつです)
頼んでもいないお土産のように、まったく喜んでいないのかもしれないのです。
なぜなら、男性は、女性から何かをしてもらうより、何かをしてあげたい生き物だから。
彼氏が「ありがとう」を言わないのが不満なら、何もしなくていい。
何かをしてしまいたくなるのは、「好かれたい」「嫌われたくない」からです。
「自分がやりたいからする!」これが、彼氏との関係をうまくいかせる秘訣です。
「ありがとう」の言葉を期待していないから、機嫌よく彼氏に何かをやってあげることができるし、期待していない分、もし「ありがとう」を言ってくれたら嬉しいでしょう?
愛され女子は彼氏に「ありがとう」を言う
先ほども書きましたが、男性は、女性から何かをしてもらいたい、とは思っていません。
それより「彼女に、何かしてあげたい」と思うのが男性です。
だから、彼女からあれやこれやとされてしまえば、男性は自分の出番がなく、それゆえ「ありがとう」を言わない可能性だってあります。
愛され女子は、彼氏に「ありがとう」を言ってもらおうとするのではなく、彼氏に何かをしてもらって「ありがとう」を言います。
男性は、そうやって、自分がすることを受け取ってくれる女性に、愛情を注ぐのです。
そもそも男性は、彼女が自分の役に立つかどうかで、好きになったり嫌いになったりしません。
お土産を買ってきてくれるから好きになるわけでもないし、マッサージをしてくれるから、料理をつくってくれるから、寝ないで帰りを待ってくれているから、好きになるわけでもありません。
俺が「ありがとう」と言わないことで不機嫌になっている彼女より、俺になんにもしないで機嫌よくいてくれる彼女と一緒にいたいのが、男性というものです。
だから、彼氏のために何かをするなら「ありがとう」の言葉を期待しないと同時に、自分が「やりたい!」と思ったことだけをやる。
恋愛は、頑張らなくていいし、我慢しなくていい。
無理をしないと続かない関係は、どこかで軌道修正しないと、いつかは破綻してしまいますからね。
彼氏に「ありがとう」と言ってもらいたいのなら
実際に、私の彼が「ありがとう」を言うようになった方法を、最後にお話ししますね。
私は男兄弟のなかで育ったので、男性は「ありがとう」をあまり言わないことを知っていました。
時々照れたように言うことはあって、男性はそういうものなのだな、と思っていたので、じつはこれまでの恋愛でも、彼氏が「ありがとう」を言わないことを、不満に思ったことはありません。
しかし!
いつからか、彼が「ありがとう」を、普通に言うようになったんです。
なんでだろう?と考えてみて気づいたのは、私がたくさん「ありがとう」を言うから。
単純に口癖がうつったとか、「ありがとう」をたくさん言われることで、俺も彼女に「ありがとう」を言おう、と思ったのかもしれません。
はたまた、男性は女性より上にいたいと思っているので、私がたくさん「ありがとう」を言うことで、彼は、抵抗なく「ありがとう」を言えるようになったのかもしれませんし、この可能性が大きいと思っています。
どちらにしろ、彼氏が「ありがとう」を言わないことで悩む女性は、彼氏があなたに何かをするより、あなたが彼氏に何かをしてあげる方が、多くなっています。
問題は、きっと、そこ。
やっぱり男性は、女性から「ありがとう」を言われたい生き物であり、自分が何かをして、それを「ありがとう」と受け取ってくれる女性に、愛情を募らせてゆくから。
なので、まずは彼氏がしてくれることを受け取って、「ありがとう」を言うことを心がけてみてください。
だって、あなたが本当に不満に思っているのは、彼氏が「ありがとう」を言わないことではなくて、
そのことを「私は大切にされていない」など、自分への気持ちに結びつけているからではありませんか?
彼氏に大切にされたい、愛されたいのなら、「ありがとう」は言ってもらうのではなく、言う側になってください。