引き寄せの法則という言葉を知る前からも、私は数々の願いを叶えてきています。
そして、叶わなかった願いもあります。
これまでの人生において、叶った願い、叶わなかった願いがあるのは、おそらくみなさんも一緒でしょう。
果たして、この違いはなんだろう・・・と考えたときに、今だから納得できるのですが、何が何でも叶えたいという必死の願いは叶わなかった、ということです。
「友達になりたい!」と思った有名人と友達になれる、なんて、ある人から見たらすごいことかもしれませんが、私はふつうに叶っています。
好きな時間に好きな場所で働くという生活もできています。
ほとんど働くことなく海外で暮らすこともできました。
憧れの超セレブな海外の5つ星ホテルの宿泊も叶いました。(しかも自分のお金ではなく)
もちろん、大好きな人に愛される人生も♡(最初は必死だったけど、必死になるのをやめた)
これらは、まったく必死で願ったことではないし、もはや「願う」という概念すらなく、「そうしたい、そうする、そうなる」という感覚です。
一方で、たとえば以前お付き合いしていた彼に関しては、「愛されたい!」と必死でした。
付き合うまでは割とすぐでしたが、私の「好き」が大きすぎて、ずいぶんと苦しい思いをしていました。
結局彼が追いかけてきてくれたのは、私が彼に気持ちがなくなって、いまの彼との出会いがあった頃です。
当然私は「今さら遅い!」となるわけですね。
そしてやっぱり、必死に愛されたいと思わなくなった、つまり執着がなくなったころに、叶った!?と言っていいのかわかりませんが、そうなったのです。
いまの彼にしても、必死で「付き合いたい!」と思っていた頃には叶わず、固く結ばれていた紐をスルスルとほどくように、執着をほどいていった後にお付き合いがはじまりました。
必死の裏には「無理」という思いがある
さて、なぜ必死に願うほどに叶わないのでしょうか?
それは、必死に願うということは、潜在意識では「無理だ」という思いがあるからです。
「無理かも、無理だ」と思うから、必死に願ってしまうし、叶ってしまうのは潜在意識の「無理」の方なんです。
必死に願えば願うほどに、抵抗が大きくなります。
そして、必死なときというのは直感もなかなか降りてこないのです。
自分で自分を「幸せ」にできる自信
いつからか私は、必死でなにかを願うことをしなくなりました。
「こうなったらいいなぁ、こうしたいなぁ、こうしよう」というワクワクとした思いで願うようになっていました。
そりゃ願いが叶えば嬉しいけれど、万が一叶わなかったとしても、自分で自分を幸せにできるという自信があるからだと思います。
だから、「これが叶わなかったら私はおしまいだー!」「絶対に叶ってくれないと困るー!」という必死さはなくなり、
「こうなったらいいなぁ、こうしたいなぁ、こうしよう」と願えるようになったのです。「願う」というより「思う」「決める」ぐらいの感覚ですね。
そうするとやっぱり、ちゃんとそうなっていくことが多いんです。
なにかを必死で願っていた頃は、自分のエネルギーの多くが、その必死な感情に使われていました。
だから、他のことにエネルギーが使えなかったし、新しく何かが入ってくることもありませんでした。
全然ワクワクもしていないし、ただただ苦しいだけでした。
そんな状態で叶わないのは当たり前ですよね。
「こうなったらいいなぁ、こうしたいなぁ、こうしよう」は、「今日のお昼はキーマカレーが食べたいなぁ」と思って、さきほどスーパーに行って足りない材料を買ってきましたが、これぐらいの感覚です。
「今日のお昼はキーマカレーが食べたいけど、無理かもしれない!絶対無理だ・・・」なんて無意識で思っていないので、もちろん必死には願いませんよね。
恋愛はとくに相手あってのことなので、なおさら必死に願ってしまう人も多いと思います。
「この人じゃないとダメ!この人がいなきゃダメ!」という感覚ですね。
だけどそれって、いまの自分を全否定していることになってしまいます。そして、いまの自分は幸せではないと認めていることになります。
「この人がいない今の私は幸せではない」と、無意識に根深く植えつけられているようなものです。
ということはやっぱり、「幸せではない」が叶ってしまっているのですね。
自分で自分を幸せにできることを知ること、というより、自分を幸せにできるのは自分なんです。
このことが腑に落ちて実感できるようになると、どんどん幸せスパイラルの渦が巻き起こっていきますよ。