引き寄せの法則は、厳密には「願いを叶えるための法則」というわけではありませんが、願いを叶えることは可能です。
引き寄せの法則とは、おなじ波動が引き寄せ合うというものであり、引き寄せの法則をつかって願いを叶えたい!と思った場合には、
その、叶ったときの波動と同じ状態の波動に、いま、なればいいということになります。
それで、たとえば「結婚したい!」という願いを例にとって、これから話を進めていきますが、
ノートや手帳に「結婚しました!」とか「○年○月に結婚しました!」などと書くことで、その未来の願いが叶ったときの感情を、いま感じる、という方法が、よく紹介されています。
もしくは、結婚したあとの生活をイメージング(妄想)したりすることで、理想の未来の感情を、いま感じるという方法もあります。
しかし、世の中には、引き寄せの法則をつかって、小さなことから大きなことまで、願いを叶えつづける人がいる一方で、
「ずーっと、結婚の願いを持ち続けているのに、全然叶わない!」という人もいます。
さて、引き寄せの法則をつかって、願いが叶わない人は、なぜ叶わないのでしょうか?
それは・・・
「引き寄せの法則をつかって、願いを叶えるぞ!」と意識すればするほど、「叶わないかもしれない、無理かもしれない」という抵抗も生まれてしまっているからです。
ノートに「結婚しました」と書くものの、「ほんとに結婚できるのかなぁ、無理かもしれないなぁ」という抵抗が生まれ、そちらを引き寄せてしまっているからです。
「結婚をあきらめたら、結婚できた!」なんて話もよく耳にしますが、
「なにがなんでも結婚したい!」と思っていたときには、同時に「結婚できないかもしれない」という思いも生まれていたのが、
「まぁ、いいや!」と「結婚したい!」を手放すと、「結婚できないかもしれない」という抵抗も生まれなくなるので、結婚できた、とも考えられるのですね。
また、ノートに書いた願いをすっかり忘れていて、後から見返したら「あっ、叶ってた!」なんてこともよくある話です。
だから、「願いがなかなか叶わない!」のは、その願いに執着すればするほど、意識を向ければ向けるほどに「できないかも、無理かも」が生まれているからです。
一方で、願いをスルスルと叶えている人は、この抵抗がないので、叶ってしまうのですね。
だったら、どうしたらいいのかというと、
願いに意識を向けるより、今を楽しむことです。
今の自分の波動をあげていくことです。
今、幸せな気持ちで過ごすことです。
「結婚していない今も、とっても幸せ!」という気持ちで過ごしていれば、いつの間にか結婚が引き寄せられることだってあるでしょう。
私もそうでしたが、引き寄せの法則に出会ったのは、「どうしても願いを叶えたい!」という必死の思いからで、同じように、願いを叶えたいと思って、引き寄せの法則に出会う人は多いと思います。
しかし、実際には「願いなんて叶わないじゃないか!」という人がいるのは、これまでに書いてきたように、
願いに意識を向ければ向けるほど、「叶わないかもしれない」が同時に生まれてしまうからで、そっちが叶ってしまうからなんですね。
当たり前ですが、引き寄せの法則を知らなくても願いを叶えている人は、たくさんいるでしょう?
私も、引き寄せの法則を知らない頃でも、叶った願いはたくさんありますし、あなたもきっとそうだと思います。
みんな、ちゃんとこれまでの人生で、たくさん願いを叶えてきているんです。
この法則は、知っている知っていないに関わらず、誰にでも作用するものです。
「引き寄せの法則」を知っているばかりに、逆に、「いつ願いが叶うのだろう?」とか「このやり方であってるのかなぁ?」「毎日、願いを唱えなきゃ」などと、願いに固執しすぎてしまい、
そうすると、反対側にある「叶わないかも」も強く湧いてきて、なかなか叶わない現実がやってきてしまう、なんてことがあるのですね。
これが、引き寄せの法則の落とし穴、と言われています。
大切なのは、今、です。
今、幸せになることです。
もっとリラックスして、今、自分自身を幸せにしてあげてくださいね。