私はずっと、
「好きならこうするだろう」
「こうしないのは好きじゃないからだろう」
と、相手の言動にたいして、「自分ならこうする」を当てはめ、「やっぱり彼は私のことをそれほど好きじゃないんだ」と勝手に彼の気持ちを決めつけて、負のスパイラルに陥っていました。
しかし恋愛の勉強をしていくうちに、男性と女性には違いがたくさんあることを知りました。
違いを知っても「それでも私は、私のことを優先してほしい、連絡がほしい」と思うかもしれません。
だけど、悩まなくていいことで悩まずにすみ、不安にならなくていいことで不安になることはうんと減ります。
今回は、恋愛における男女の違いをご紹介してきますが、もちろん、男性、女性、みんながこうというわけではありません。
女性性が強い男性は、女性の行動に近いものがあります。
それでも「男は火星から、女は金星からやってきた」という、本のフレーズが大昔に流行るほど、男性と女性は違う生き物です。
だからお互いに理解できずに、すれ違いが起きるのです。
1. 男性は日常が好き、女性は特別が好き
「男性って、彼女とスーパーで買い物するの好きだよね〜」と言う、恋愛あるある。恋愛あるあるとしてはそこまでメジャーじゃないかもしれませんが、わりと聞く話です。
男性は、日常が好きです。
そして女性は、特別が好き。
イルミネーションデートやディズニーデート、雰囲気のいいカフェやレストランなど、デートっぽいデートをしたいですよね。
お付き合いをする前のデートならともかく、付き合いも長くなると、できることなら家でゆっくりしたいという男性は多く、彼女に安心感をもとめる男性にとって、むしろ家でゆっくりできる相手は、居心地のいい証拠だったりするのです。
中にはもちろんディズニーランド好きの男性もいますが、どちらかと言うと興味がない、彼女が喜ぶから行くという男性は多く、いわゆるデートスポットと呼ばれるような場所は、女性が喜ぶ場所であると言われます。
2. 男性は結果重視、女性は過程を楽しみたい
女性は過程を楽しみたいですよね。「あーだ、こーだ」言いながら一緒に旅行の計画を立てたり、目的地に行くまでの道のりも、多少時間はかかっても、ゆっくりおしゃべりしながら行きたい。
しかし男性は、そこに辿りつくことが第一優先です。彼女を目的の場所に連れて行くことが大切なので、過程を楽しみたい女性とは裏腹に、できるだけ早くその場所に行くルートで行きたがります。
よく例にあげられる、ウィンドウショッピングも、そう。
女性は行きたいお店に直行するのではなく、いろんなお店を見てまわるのが好き。しかし男性は、行きたいお店に直行します。
ショッピングモールへ行っても、奥さんがショッピングを楽しんでいる間に、旦那さんがベンチで待ちながらスマホをいじっている、なんてのはよくある光景ですよね。
3. 男性は目的、女性は共感
2番目に紹介した、結果重視の男性と、過程を楽しみたい女性の違いに似ていますが、男性は目的があることを好みます。
だから、目的のない女性の話が、男性にとってつまらない。
カフェでただおしゃべりするだけのデートが苦手な男性も多いと言われます。
仕事での愚痴などを延々と話すことは、女性にとってはストレス発散になり気持ちがよくても、それこそ男性にとっては苦痛で仕方がありません。
そして、なにか悩みを相談しても、女性は「それは辛いよね〜」などと共感してほしいのに対し、男性は「こうすればいいんじゃない?」と解決しようとする。
ただ共感してほしい、というのが男性には理解できないのです。
男性向けの恋愛アドバイスでは、「女性の話には共感してあげましょう」と言われたりするのに対し、女性向けの恋愛アドバイスでは、「結論を先に言いましょう」と言われます。
逆手にとるなら、男性には「目的」を与えてあげるといい、ということです。
愛され上手は受けとり上手ですが、受け取り上手な女性は、男性に「彼女を喜ばせる」という目的を与えています。
4. 男性は遠くから、女性は近くから
男性は、身近な存在より、遠くの存在から優先します。
遠くの存在というのは、仕事や趣味仲間。社会とのつながりと言う意味では、男友達も、遠くになります。
男性にとって身近な存在というのは、彼女です。
彼女にたいして身近な存在であると感じれば感じるほど、男性は仕事や男友達との予定を優先しがちになります。
彼氏がなかなかデートの予定を決めてくれない問題がありますが、
「もしかしたら仕事の予定が入るかもしれない」
「もしかしたら趣味仲間と出かけるかもしれない」
という、他の予定が入るかもしれないから、彼女とのデートが後回しになります。
一方で、女性は、彼氏との予定が最優先だったりしますよね。
「いつ彼氏との予定が入るかわからないから、他の予定を入れない」
「この日は別の予定が入っていたけど、彼氏との予定が入ったからキャンセルする」
なんなら、彼氏との旅行が入ったからと言って、仕事だってお休みしてしまうかもしれません。
5. 男性は調子がいい時に恋愛モード、女性は弱っている時に恋愛モード
女性は基本、いつでも恋愛モードかもしれませんが、とくに弱っているときほど、誰かが恋しくなります。好きな人がいれば、彼に連絡したいし、話したいし、会いたくなります。
一方で男性は、弱っているときほど、そんな弱っている姿を女性に見せるなんてできません。
男性はいつでも「カコイイ」が基準であり、弱っている時は恋愛をしている場合ではないのです。
そんな男性が恋愛モードになるのは、仕事が絶好調のとき。
仕事がうまくいっていて絶好調のときは、「俺ってカッコいい」。だから恋愛をする余裕もでてきます。
仕事が忙しくても彼女と会う時間をつくる男性と、そうじゃない男性がいますが、絶好調の男性は物理的に忙しいだけであり、心には余裕があります。
だからどうにか時間を捻出して、会うことはできます。
一方で、仕事がそれほどうまくいっていなくて、心に余裕がなくて忙しいときは、時間には余裕があっても、彼女と会うために時間を捻出できなかったりします。
心に余裕がなく恋愛モードになれないからです。
6. 男性はストレスを抱えると一人になりたい、女性は誰かに話したい
仕事で嫌なことがあった、辛いことがあった、とにかくやることが多くストレスを感じている。そんなとき、女性なら誰かと話すことでストレスを発散したい、という人は多いと思います。
女友達から延々と仕事の愚痴を聞かされる、という経験をしている女性も多いでしょう。
しかし男性は、ストレスがたまっている時こそ、一人になりたい。
彼女と会っていてもどこか上の空で、早くデートをおひらきにして一人になりたかったりします。
むかしの私は、彼氏のこういう態度に「私のことが好きじゃないんだ、会いたくないんだ、一緒にいてもつまらないんだ」と思っていましたが、男性はストレスを抱えると一人になりたいと知ってから、「いまは余裕がないんだな」と思えるようになりました。
7. LINEは男性にとって連絡、女性にとってコミュニケーション
LINEが苦手な男性って多いですよね。
女性はLINEで文章をつくるのが朝飯前だったりするので、苦手な男性の気持ちはわからないかもしれませんが、「LINEが嫌い」という男性の話もよく聞きます。
連絡するためのLINEはできても、コミュニケーションをとるために内容を考えるのが、めんどくさい。
相手が好きな女性ならまだしも、なんとも思っていない女性とLINEでコミュニケーションを取るのは、相当骨が折れる作業なのです。
好きな女性とのLINEでさえ、億劫な場合もあります。
会う約束をするためなど、男性にはやっぱり、そういう目的がほしいのです。
女性は、会っていないときに好きな人とコミュニケーションを取りたいけれど、男性にはその気持ちがわからない。
女性は仕事をしながらでも恋愛モードですが、男性は、仕事をしているときは仕事モードです。ふと彼女のことを思い出すのは、夜ゆっくりできた時だけ、だったりするのです。
8. 男性は多くの異性にモテたい、女性は好きな人からモテたい
女性は多くの男性にモテるより、好きな人だけにモテたいですよね。
しかし男性は、好きな人にモテたいのはもちろんだけど、より多くの女性にモテたい。より多くの女性にモテることは勲章であり、自信につながるから。
だから、ちやほや要員という言葉が生まれます。ちやほやしてくれる女性にたいして、その気はなくても、切ることができなかたりするのです。
9. 男性は行動でしめし、女性は言葉を欲しがる
一歩間違えるとチャラ男という言われ方もしますが、女性にたいして言葉で気持ちを伝えたり、女性が喜ぶような言葉をかけてあげられる男性はモテます。
女性は聴覚を重視し、言葉を欲しがる生き物だから。
しかし男性はなかなか言葉にしません。だから「彼氏から愛されているのか不安」という女性が後をたちません。
男性は「言わなくてもわかってくれる」関係をのぞみます。
好きだから付き合っているし、好きだから一緒にいる。
男性は行動を重要視するので、女性にたいしても言葉よりも行動をみます。口では「信頼している」と言いながら、俺のことに構いすぎるのは、信頼されてないと感じます。
10. 男性は恋愛が◯番目、女性は恋愛が1番目
女性はなにを差し置いても恋愛が1番という人は多いですよね。
私もずーっと恋愛が1番で、なにより大切でした。だから恋愛を拗らせてきたのですが…。
一方で男性は、仕事が1番。いや、仕事も趣味も、男友達も、恋愛も、女性ほど突き抜けて1位というものはなくて、どれも同じように大切です。その中でも仕事の比重が大きい。
だから、彼女より仕事を選んだあとに後悔する男性も多いのです。
11. 男性は論理的、女性は感情的
最近は、「いや、一概にそうとは言えない」という風潮もありますが、それでも男性は論理的であり、女性は感情的だと感じることはありますよね。
じつはこれ、女性にとっては嬉しい面もあり、女性は過去の出来事にたいして「辛い」と感じたら、辛い記憶として残りますが(それでも時間が経つと薄れはしますが)、男性は過去の出来事にたいして感情よりも事実で覚えていることが多いんです。
私は、彼を追いかけていたとき、彼にたいして散々めんどくさい女をやらかしたのに、彼は私のことを「ハナはめんどくさくなくていいよね〜」と言ってくれたことがあります。
私が、超が何個あってもたりないくらい、超絶めんどくさい女だったことを忘れているのです。
だから好きな男性にたいして何かしでかしてしまっても、時間を置くことで、嫌な気持ちになった感情の記憶は忘れてくれる可能性があるというわけです。
12. 男性はヒーロー願望、女性はプリンセス願望
男性は小さな頃から、ヒーローが大好きです。
日曜日の朝は戦隊ヒーローものの特撮ドラマにかじりつき、遊ぶ時はヒーローごっこ。大人になってもヒーロー願望は消えてなくなりはしません。
一方で女性はお姫様、つまりプリンセス願望があります。
大好きな彼に大切にされたいし、守られたい。私の願いを叶えてほしいし、可愛がってほしい。
じつは女性のヒロイン願望と、男性のヒーロー願望は需要と共有が一致しているんです。
それなのに恋愛ベタな女性(過去の私)は、男性に尽くしてしまうのです…。
男性は、女性に「してあげる」ことで愛情を募らせていきます。
女性はそれをプリンセスのように受け取ればいいのですね。
13. 男性は単純、女性は複雑
男性自身が「男って単純だから」と言いますよね。
これは嘘でもなんでもなく、男性は女性に比べて単純です。
男性が単純だと言われるのは言葉の裏を読もうとしないことや、恋愛で駆け引きをしない、というよりできないという意味での単純さです。
仕事のときは仕事に夢中になるなど、ただ目の前のことに集中するという単純さ。女性は周りを見ることができますよね。
そして、その時思ったことを口にするので、女性からすると「あのとき食事しようって言ったのに、なかなか誘ってこない…」なんてことも起きます。
あと先考えないので、彼女以外の女性と…なんてことが起きたりします。
一方で女性は複雑です。言葉の裏を読もうとしたり、察して欲しくて、まわりくどい言い方をします。
しかしこの、まわりくどい言い方が男性には伝わりません。男性には素直に、ストレートに言うにかぎります。