彼氏から愛情表現がないと不安になりますよね。
女性は大好きな彼氏にたいして、LINEでも一緒にいるときでも「好き」「楽しい」などと気持ちを言葉で伝えるのが得意です。
しかし男性は、感情を言葉にすることが、どちらかというと苦手です。
言葉より行動を大切にする傾向があるので、愛情は行動で示そうとします。
男性と女性では愛情表現が違う
さて、あなたが彼氏にのぞむ愛情表現とはどういうものでしょうか?
・毎日連絡をくれること
・「会いたい」と言ってくれること
・「好き」と言ってくれること
・ギューっと抱きしめてくれること
・私を一番に優先してくれること
・頭ぽんぽんってしてくれること
たとえば上記にあげたような感じでしょうか?
たしかにこれらのことを彼氏がしてくれたら「愛されているなぁ」と感じて嬉しくなりますよね。
しかし男性にとっての本当の意味での愛情とは、彼女のために頑張ること、だったりします。
愛情表現をすることが愛情なのではなくて、彼女の幸せのために頑張ることが、彼氏にとっての愛情です。
そんな男性にとっては、仕事を頑張ることも立派な愛情表現のひとつだったりするし、言葉では「好き」と言わなくても、彼女のために何かをしてあげることが愛情表現なんです。
彼氏からの愛情表現がないのではなく、受け取らなかった
彼氏から愛情表現がない!と不満に思う理由は、そもそものところで、愛されている自信がないし、愛される自信がないからです。
つまり、愛されている実感がほしい。
私も過去の恋愛で愛されている自信がないときは、愛情表現をしてくれることで愛情を感じたかったので、彼氏を試すようなことをしたり、
どうにかして「愛されている」ことを実感したくて、あれやこれやと手をつくしたものです…。
そんなことをしたところで、愛情表現をしてくれるようになるわけでなく、ますますめんどくさい女になるだけでしたが…。
彼氏から愛されている、大切にされている自信のある女性は、先ほど挙げたような愛情表現がなくても、ちゃんと彼氏から愛情を感じ取っているので、ほしがりません。
ほしがらないから、ますます彼氏は愛情をあげるんです。
彼氏に愛されている女性は、愛情表現をほしがるのではなくて、受け取りつづけているんですね。
脳は自分のみたいものしか見ません。
ある漫画家の友人は、いつもSNSで日常の面白い出来事を簡単な漫画にして投稿しているのですが、
「よく毎日こんなに面白いことが起こるなー!」と感心してしまいます。
そして、彼女に会うと笑いが絶えないんです。
なぜなら、彼女はいつも「面白いこと」を探す脳になっているので、なんでも面白がるからです。
彼氏から愛情表現がないと悩む女性は、根底に「愛されていない」があります。
だから脳は「愛されていない」しか見えなくなる。
つまり彼氏からの愛情表現を、ずーっと見落としつづけているのです。
彼氏が「好き」って言ってくれた瞬間は愛情を感じても、そのあと「明日早いから、そろそろ帰る」と言われれば、途端に「愛されてない」と感じて、不満をぶつける。
(これは私の実話です、実話というほど大きなエピソードではありませんが(笑))
これじゃあ、彼氏が「好き」って言わなくなるのもわかりますよね。
LINEにしても、その内容や返信速度、絵文字の有無などから「愛されていない」を見つけるのが上手です。
そうやって「愛されていない」を見つけるので、勝手に不安になって、不満をもって、彼氏にたいして可愛くない彼女になってしまいます。
彼氏からの愛情を受け取らずにほしがるので、もらえなくなるんですね。
彼氏に「愛情表現をしてよー!」と不満に思っていることは、彼氏も気づきます。
彼氏からしてみれば「いやいや、受け取らないのはそっちでしょ!」なんて思っていたりするんですね。
あなたが職場でいつも、落ちているゴミを率先して拾っていたとしましょう。
しかし上司から「◯◯さん、Aさんを見習ってたまにはみんなのデスク拭いておいて」なんて言われたらどうですか?
いい気分はしないでしょう?
「もうゴミなんて拾ってやるものかー!」って思うでしょう?
これとお同じです。
彼氏はあなたへ愛情をあげていたのに、それを受け取ってもらえずに愛情をほしがるので、あげるのをやめたのかもしれません。
彼氏を「愛情表現をしない人」だと思ってない?
さて、さきほどの職場の例をもう一度振り返ってみます。
上司にとって、Aさんは気が利く女性としてみていて、あなたは気が利かない女性だとみています。
上司にとってあなたは気が利かない前提なので、ゴミを拾っていることが目には入っていても脳が拾わないのです。
そうやって、上司に「気が利かない人」だと思われているあなたは、ゴミを拾うのをやめて、本当に気が利かない人になっていったりするのですね。
同じように、彼氏を「愛情表現してくれない人」だと思えば、愛情表現をしてくれない人として存在するんです。
そして、そういう風に思われている彼氏は、「俺は愛情表現をしない人」になっていきます。
「ラベリング理論」という言葉をご存知でしょうか?
人は、ラベルを貼られたとおりの人になろうとするもので、彼氏にたいして「いつも優しいね」と言い続けると、彼氏はますます優しくなります。
彼氏を「頼り甲斐のある人」だと思ってみていれば、彼氏はますます頼り甲斐のある男性になっていくし、
彼氏に「愛情表現をしてくれない人」というラベルを貼ってしまえば、彼氏は「愛情表現をしない人」になっていくんですね。
だから彼氏から愛情表現がほしいなら、「愛情表現をしてくれる人」というラベルを貼ってみましょう。
彼氏からの愛情表現をもらえる女になる
恋愛で彼氏に不満があるときは、彼氏を変えよう、変えようとしても変わりません。
変えようとするほど、彼氏は頑なに「変わるまい」とします。
愛情表現のない彼氏にたいして「愛情表現してよー!」と不満に思ったところで、愛情表現をしたくなる彼女ではない可能性が大きいのですね。
それは、これまで書いてきたように、彼氏のしてくれていた事を見落として(なかったことにして)、不満をためて、愛情をほしがるからです。
彼氏に「愛されている」と信じて疑わない女性は、「愛されている」を見つけるのが上手なので、
ちょっとぐらい連絡がなくても「(私のために)仕事頑張ってくれてるんだなー」と解釈します。
しかし「愛されていない」が根底にあれば、「連絡がないなんて、私に冷めたんだ」と解釈するでしょう。
ひとつの出来事があって、それをどう解釈するかで、その先の展開が違うものになります。
脳はフィルターを通して世界をみます。
「愛されていない」フィルターを通してみている世界は、彼氏が愛情表現をしてくれない世界が広がり、
「愛されている」フィルターを通してみている世界は、彼氏からの愛情表現がそこかしこにあります。
まずは、あなたの脳のフィルターを変える!
じつは彼氏からとっても愛されているとしたら?
連絡をほしがらないし、彼氏に必要以上に構うこともしないでしょう。
面白いもので、「クレクレー!」とほしがるのをやめると、もらえるようになるんですよ。