愛されていないんじゃなくて、彼の愛情表現とあなたの愛情表現が違うから、愛に気づけていないだけ。
ということは、よくあることだと思います。
ある男友達が「彼女が最近、俺に冷めてきてる気がする」と言っていました。
私は彼女とも仲がいいので、本人に聞けないことを私に聞きたかったのでしょう。
実際に私は彼女ともよく話していますが、彼に冷めているなんて、そんなことは全くありません!むしろ、彼のことは大好きです。
なのになぜ、その男友達は、「彼女が冷めてきている」と思ったのでしょうか。
それは・・・
「彼女が週末に友達と遊ぶ予定ばかりいれる」というものでした。(私との予定とか)
しかし私は知っています、彼女は彼に冷めているから友達との予定を入れるのではなく、彼が好きだから、友達との予定を入れているんです。
というのも、むしろ彼女のほうが、彼が急に仕事が忙しくなったことを疑っていました。「そんな急に忙しくなるものかなぁ?」って。
彼と彼女は、お互いにお互いが「冷められているんじゃないか」と感じていたのです。
こうゆうのを、いわゆる心の「すれ違い」というのでしょうか。
彼女は彼に仕返しをしようとしたわけではありませんが、ちょっと「好き」の気持ちをセーブしようとしたんですね。
どうにもこうにも、お互いに不器用すぎて、逆に微笑ましく思ってしまいましたが、当人たちにすれば一大事だったわけです。
男性と女性では愛情表現が違いますし、人それぞれでも愛情表現が違います。
そして、どうしたら愛情表現に気づくことができるのかというと「私は愛されている」という自覚があるか、ないかです。
最初に話した友人カップルの場合でも、彼女の方が「彼に愛されている」自信がなかったことが原因で、お互いにすれ違いが起きてしまった、と言えます。
彼女が「私は彼に愛されてる!」と思えていれば、彼が急に仕事が忙しくなったことで疑うことはないでしょう。
「私は愛されている」と思えないでいると、彼の行動や言葉から「愛されていない」を見つけます。
反対に「私は愛されている」と思っていれば、彼の行動や言葉から「愛されている」を見つけます。
好きな女性を喜ばせたいし、幸せにしたい!俺の手で!
と思っているのが、男性です。
純粋に、単純に、そう思っているのが男性です。
「お金をたくさん稼いで、彼女においしいものを食べさせてあげて、喜んでもらえるようなプレゼントをあげて、楽しい経験をいっぱいしたい!」
だから、仕事を頑張るのは彼女への愛情表現です。
(むかしドラマでありましたよね、彼女に指輪をプレゼントするために、彼が夜間に工事現場の整備をするバイトをして・・・彼女は会ってくれない彼に対して疑いの目を向ける、みたいな。内容はかなりあやふやですけど、ドラマでもこのようなことはよく描かれていますよね。)
ゆくゆくは結婚を考えているとなると、それこそ仕事を頑張るのは、彼女への愛情表現です。
そして彼女が悩んでいるときに、一人にしてあげるのも、愛情表現です。なぜなら、男性は、悩んでいるときは一人で考えたいから。だから、きっと彼女もそうして欲しいのだろう、と考えます。
女性のことをよく知っている男性なら、ただただそばで話を聞いてくれるでしょうけれど。
自分のしてほしい愛情表現と、彼の愛情表現がちがえば、「愛されていない!」と決めつけてしまうのは、早とちりというもの。
彼のすることなすこと、ぜーんぶ私が好きだから!私を喜ばせたいし、幸せにしたいから!
と考えてみてください。
彼が趣味の筋トレばかりで、時間をつくってくれない!それは、あなたにカッコいい俺を見せたいため。
彼が全然連絡をくれない!それは、あなたが連絡を欲しがっていることを知らないだけ。むしろ、彼女にも自分の時間が必要だから、連絡をしないほうがあなたのためだと思っているのかもしれません。
あなたのために仕事を頑張っていて、忙してく連絡をしないだけかもしれません。
男性はひとつのことに集中してしまうから、女性のように器用に、仕事も恋愛も、趣味もと同時進行で考えることができないのです。
あなたは会う時間をつくることが愛情表現だと思っていても、彼は、仕事を頑張ることが愛情表現だと思っている。
先日、以下の記事で「私はありのままの、そのまんまの彼を受け入れている」と書きました。
ありのままの、そのまんまの彼を受け入れられるのは、彼に愛されている自信があるから、というのもあります。
「愛されているなぁ」と思っているから、彼のすること、しないことからも愛情を感じることができるし、私はただただ彼の愛を受け取るばかりで、感謝しかありません。
「愛されてない!」と思っていると、彼の愛情をうっかり見逃してしまいます。
愛され上手な女性とは、愛を見つけるのが上手な女性です。ちゃんと愛を受け取ってくれる女性を、ますます愛したくなるのが、男性です。