女性が男性の考えていることがわからないように、
男性も女性の考えていることがわかりません。
一部の女性慣れしている男性をのぞいては、
女性の考えていることや気持ちがわからないので、
女性がしてほしいことを、
思い通りにしてくれる男性は少ないです。
一部の女性慣れしている男性といえば、
たとえば既婚者がいます。
既婚者がモテるのは
「ガツガツしておらす余裕があるから」
という理由のほかに、
女性の気持ちがわかっているので、
女性がしてほしいことができる
ということがあげられます。
もちろん100%女性の気持ちをわかるはずはありませんが、
女性が言われたい言葉をかけることができたり、
女性がされて嬉しいことができたりします。
だから、
既婚者にときめいてしまう女性も少なくはないのです。
わたしの周りでも、
女性の話をちゃんと聞いてくれる男性には、
既婚者の男性が多いように思います。
それは、女性は話を聞いてほしいとわかっているからではないでしょうか。
男女おたがいに、
お互いが喜ぶこと、嬉しいことがわからない。
というより、
自分がされて嬉しいことをすれば、
相手も喜んでくれると思っています。
それで、
自分が心配されると嬉しいから、男性を心配してしまったり。
自分がお世話されると嬉しいから、母親のように男性に尽くしてしまったりします。
男性も心配されたいだろう、尽くされたいだろうと思って、やってしまうのですね。
自分がされて嬉しいことをすれば相手も喜んでくれるのは、同性感でのコミュニケーションでは有効ですが、異性間では、すべてがそうとは限らないのです。
で、この記事でなにが言いたいのかというと、
「こうしてくれないから、私のこと好きじゃないんだ」
という発想をもたなくていい
ということです。
以前お付き合いしていた彼と喧嘩をして私が泣いたとき、
彼は私をほったらかして、ひとりで帰ってしまいました。
女性なら「ひどい男!」って思ってしまいますよね。
このとき私は、一緒にいてほしかった。
女性の多くは、泣いているときはそばにいてほしいと思うのではないでしょうか?
でも男性は、泣いているときは一人にしてほしい生き物です。
というか、そもそも男性は人前でそんなに泣きませんが、
なにか問題が起こると、一人で解決したいのが男性です。
だから、私もひとりでいたいだろうと思って、
彼の優しさで、ひとりにしてくれたんですね。
そのほかにも、
好きな人や彼氏から、誕生日に「おめでとう」のLINEや電話がこなかった。
そうすると、
「誕生日に連絡がないなんて、私のこと好きじゃないのかな」
という発想におちいって、落ち込んでしまいがちですよね。
だけど、これも男女の違いと思えば、
「誕生日に連絡がない」と「私のこと好きじゃない」を
結びつけずに済みます。
女性は女性同士で誕生日に「おめでとう」とLINEを送りあうことがありますが、男性は男性同士で誕生日に「おめでとう」をわざわざLINEで送りあうことはあまりありません。
Facebookに誕生日が表示されて、
「おめでという」を送る男性はいますが、
わざわざLINEで誕生日に「おめでとう」を送る習慣が女性ほどにはないのですね。
(でも、男性は女性から誕生日に「おめでとう」とLINEがきたら、嬉しいらしいです。)
そして、
男性って女性が思っている以上に自信がありません。
よく、男性は10人の女性がいたら8人はストライクゾーンって言いますが、女性は10人の男性のうち、「この人アリ」な男性が1人いるかいないかです。
それぐらい、
女性は多くの男性に受け入れられるけれど、
男性は多くの女性に受け入れられない人生を歩んできています。
だから、
「誕生日におめでとうのLINEを送って、勘違い野郎だって思われないだろうか」
「誕生日におめでとうのLINEを送って、引かれたりしないだろうか」
「誕生日におめでとうのLINEを送って、うっとしがられたりしないだろうか」
って、自信がないゆえに考えてしまうんです。
このように、
男性の「こうしてくれない」と、「私のこと好きじゃない」がイコールでないことは往々にしてあります。
男性は女性が喜ぶこと、嬉しいことがわかりません。
女性がしてほしいことがわからないから、
好きな人や彼氏が、あなたの望むようなことをしてくれないことは、よくあることです。
ここは面倒くさがらずに、
あなたが「今の嬉しかった!」「こうしてほしい!」を伝えていくしかありません。
そうやって男性は学んでいくのです。
一度あなたが喜んだことは、
男性は何度もやってくれます。
あなたの「好きなこと」「嫌いなこと」「喜ぶこと」「嬉しいこと」「してほしくないこと」を、ちゃんと言葉なり行動で伝えていきましょうね。
そうゆうことをしないで、
「彼はわたしの喜ぶことを何もしてくれない!」
と、
勝手にふたりの仲を壊そうとしないこと。
勝手に彼の愛情を疑わないこと。
単なるコミュニケーション不足で、
せっかく出会ったふたりの仲がこじれてしまうのは悲しいですものね。