私も引き寄せの法則を勉強しはじめた頃は、ネガティブな感情をとても悪いものだと思っていました。
自分の感情と同じ周波数のものが引き寄せられてくるから、ネガティブになっちゃダメだ!ポジティブにならなきゃ!と思っていたんです。
どんなに恋愛が思うように進まなくて悲しくても、無理矢理ポジティブに振舞っていました。
だけどね。
ネガティブな感情を抱いているのに、無理矢理ポジティブになるのは逆効果なんです。
「ポジティブにならなきゃ」と思うほど、ポジティブを感じにくくなるんです。
それもそのはずで、これって、潜在意識ではネガティブなままだから。
ただ、顕在意識でネガティブな感情から逃げているだけなんです。
例えて言うなら、川の水を木の板で無理矢理堰き止めているようなもので、流れ続けている川がいつか勢いをまして板を壊して溢れでるように、
抑えつけられていたネガティブな感情が、いつかより威力を増して溢れ出てきてしまうのです。
だから、無理矢理ポジティブになっても、その後必ず、ドーンと落ちてしまう。
そもそもネガティブな感情は必ずしも悪いものではなくて、ネガティブになるからこそ、私たちは事前に備えることができますよね。
なので、ネガティブは絶対にダメだ!と思わないことも大切です。
じゃあ、ポジティブになりたい時はどうしたらいいのでしょうか?
恋愛をしていると、どうしてもネガティブな感情が顔を出すときがありますよね。
そんな時は、まず「あー私はいま、ネガティブになってるなぁ」と受け入れるんです。
感情にどっぷりと浸るのではなくて、「私、不安になってる」って、冷静に受け入れてみてください。
私の場合は、もう一人の私が「ハナちゃん、不安なんだねー」って言ってくれているような感じで受け入れます。
そうすると感情が消化されていきます。
そして、ここからポジティブになろうとするのではなくて、「感謝」できることを探して感謝するんです。
まぁ、感謝できるということも、ポジティブのひとつですよね。
私は以前、ある朝起きたら、ものすごくひどい目眩がして、ベッドから起き上がることもできない日がありました。
もう寝るしかないから、とりあえず少し寝て、目が覚めてまた起き上がってみるんだけど、やっぱり目眩は治っていなくて、本当に目の前がクルクルしていました。
いちおう病院も調べたけれど行く元気もなく・・・まったく治る気がしなかったんです。
吐き気もするし、とにかく辛かった。
そして、思ったんです。
「目眩がなく、ただ普通に生活できることがどれだけ幸せで、ありがたいことか」って。
もし今、あなたが好きな人から既読スルーをされて落ち込んでいたとしても、ご飯を美味しく食べられるのなら、それだけで感謝できることです。
仕事があるだけで、感謝できることですし、こうしてスマホで私のブログを見る自由な時間があることも感謝できることです。
当たり前の毎日を感謝をして過ごすことができるようになると、本当に変わっていきます。
感謝して過ごす心の習慣ができてくると、辛いことがあった時にも自動的に感謝を見つけられるようになり、そこから人生を好転させていくことができるんです。
感謝をして過ごすクセがついていると、うっかり見落としてしまいそうな幸運にも気づくことができます。
あなたに備わっている探知機が「感謝」を見つけるように設定されるので、幸運に気付きやすくなるんです。
だから、なんてことない毎日にも感謝ができる人は、ますます幸せになっていきます。
実際のところ、なんてことない毎日ではなくて、見つけようと思えばたくさんの感謝にあふれている一日だから。
さきほども書いたように、ごはんを美味しく食べられるだけでも感謝なんです。
ネガティブな感情に浸りつづけるとどうなるかというと、この幸運に気づけなくなる、ということ。
ネガティブでいる間は、なかなか幸運のタネを拾うことができずにいます。
実験でも、ネガティブな状態の人はチャンスに気づきにくく、ポジティブな状態の人ほどチャンスに気づくという結果が出ています。
だから、感謝を見つけるクセをつけてみましょう。
ブログでたびたび書いていますが、感情って自分で選べます。
ずっとネガティブでいることを選ぶのも自分だし、ネガティブに思える現状から感謝できることを探して感謝することを選ぶのも自分次第です。
どの感情を選んでいくかで、その後が変わっていくんです。
ネガティブな感情を感じないように、無理矢理ポジティブになるのではなく、まずは一旦「あー、私いま、ネガティブになってる」って受け入れて、それから感謝できることを探していってみてくださいね。
そうすると、いつの間にかポジティブになっていますから。