彼氏がもっと優しかったらいいのに!
彼氏がもっと男らしかったらいいのに!
彼氏がもっと頼り甲斐があったらいいのに!
そして、
彼氏がもっと私のことを好きだったらいいのに!
彼氏がもっとこうだったら・・・という理想の彼氏像は、なんとなくあると思います。
だけど、現実の彼氏はそうじゃない、ように見える。
相手から見たあなただって理想通りじゃないかもしれなくて、だから理想を押し付けるのはそんなに褒められたものじゃない。
あなたも、彼氏から理想像を押し付けられたら嫌でしょう?
いまの私じゃダメってこと?
いまの私じゃ好きに慣れないってこと?
って悲しくなるでしょう?
だから、
もっと優しくして!
もっと男らしくして!
なんて言ってしまうと、二人の間にヒビが入る、なんてこともある。
とくにこの「男らしくして」というのは、禁句と言いたくなるぐらいに、男性には言わない方がいい言葉です。
プライドがずたずたになってしまいます。
しかし!
彼氏があんまり優しくないのも、
彼氏があんまり男らしくないのも、
彼氏があんまり頼り甲斐がないのも、
彼氏があんまり私のことを好きそうじゃないのも・・・
彼氏が理想通りでないのは、あなたが、そうさせているかもしれないのです。
私は彼のことを、優しくて男らしくて、頼り甲斐があって・・・私のことが大好きだ!と思って、見ていました。
私が彼を「そういう人」として扱うので、彼も「そういう人」になっていきました。
さきほど、
現実の彼氏はそうじゃない、ように見える。
と書きました、「ように見える」と。
そう、ように見えるだけで、なんで「ように見えるだけ」かというと、あなたがそう見ているからなんです。
脳って自分の見たいものを見るようにできていて、それは、見えるもの全部を見ていたら(情報を取り込んだら)脳がパンクしてしまうからです。
だから、「彼氏はあんまり優しくない!」と思って見ていると、あなたの目にはあんまり優しくない彼氏が映ります。
そうやって、彼氏はあんまり優しくない、という現実を確信のものにしていくのですね。
だって、あなたの目には「優しい彼氏」が見えないのだから。
ところで、私が苦手としている年上の女性がいるのですが、彼女(Aさんとしましょう)は私には「ちょっと意地悪な人」だと映っているんです。
はじめて会ったときに、ちょっと意地悪なことを言われた(気がして)、それからはもうそんな風に見るようになってしまいました。
だけど、Aさんと仲のいい女性(Bさん)がいて、Bさんのことも私は知っているのだけれど、Bさんは、とーってもいい人なんです!!
ずっと、正反対のように見える二人が、なんで仲がいいのだろう、って思っていたんですね。
それはきっと、Bさんには、「Aさんは、ちょっと意地悪な人」だと映っていないのです。
さて。
あなたが彼氏を優しくない、頼り甲斐がない、そんな風に見ていると、彼氏をそんな人として扱うようになります。
そうすると、彼氏は「優しくない俺」「頼り甲斐がない俺」を演じるようになるんです。
彼氏は、あなたに与えられた役を演じているだけ、なんです。
そして、あなたが自己肯定感が低かったりして「私は彼に愛されるような魅力がない」なんて思っていると、
彼氏の優しさを受け取れず、
彼氏が私を好きだということも受け取れません。
そんな風に見れなくなってしまうんです。
愛される自信のなさから、どんどん私のことをあまり好きじゃない彼氏にしていってしまうんです。
私には、優しい彼氏、男らしくて頼り甲斐のある彼氏は似合わない・・・
私には理想通りの彼氏なんてできないと無意識に思っているから、そんな彼氏にしていってしまいます。
だから、いま目の前にいる彼氏が全然理想通りの彼氏でなくても、それはあなたがそう見ているから。
彼氏を理想通りの人として見るようにすると、そんな彼氏になっていくんですよ。
以前、感謝の先取りをご紹介しました。
これは、私は知らないうちに使っていて、
彼にはずっと「優しくしてくれてありがとう」と言っていたし、「男らしいね」って言っていました。
おかげで今でもすごく優しくて、守ってくれる男らしい彼です。
もし今、あなたの彼氏が理想通りではなくても、理想通りの彼氏だと思って見てみてください。
だんだんと理想通りの彼氏になっていきますよ。