さて今日は、彼氏に対するヤキモチについて書いていこうと思います。
私も昔はヤキモチを妬いたなぁ〜と懐かしく思いますが(今でもごくたまーに、ひょっこりと顔をのぞかせるけど)、ヤキモチを妬いている時って、
「なんであの子に優しくするの?」
「なんであの女性には○○するのに、私にはしてくれないの!」
などという気持ちがあると思います。
そして、この気持ちをそのまんま伝えられれば、とりあえず自分の気持ちはおさまります。
しかし!
男性に「なんで○○なの?」と言ってしまえば、責められているように感じますし、こういうことが何度もつづけば、そのうち彼氏から呆れられてしまうでしょう。
かと言って、ヤキモチを妬いたまま何も伝えないでいれば、不満が溜まるだけです。
私の友人のA子ちゃんは、旦那さんに愛されている、いわゆる愛され妻。
そして彼女は、とびきり素直です。
昔、まだ彼女が独身のときに聞いたことがあるんです、「彼氏にヤキモチとか妬いたりしないの?」って。
あまりにいつもA子ちゃんカップルが仲良しで楽しそうで、恋愛をこじらせていた私には、なんでそんなに仲良くいられるのかが不思議だったのです。
で、返ってきた答えがコレです。
「ヤキモチ妬いたら、ヤキモチ妬いちゃうって言うよ。」です。
彼女とは学生時代から仲がいいのですが、いつも好きな男性から告白されお付き合いをし、旦那さんの場合も、旦那さんのほうから告白されて付き合い、わりとすぐに結婚をしました。
彼女が恋愛上手な理由は、先にも書いたとおり、素直だということ。
相手を責めるのではなく、自分の気持ちを素直に伝えられるのです。
たしかに彼女は、私にたいしても素直に気持ちを伝えてきますが、その嘘のない言葉が私にとっては心地がいいのです。
もうずいぶんと昔の話になりますが、就職活動中に、私がある会社の面接に落ちたことを話すと「そうなんだぁ〜。でもハナがまだ決まらなくてよかった〜。まだ一緒に就職活動できるから嬉しいなぁ〜。」って言うんです!
ふつうなら、「そっかぁ、残念だったね・・・。でもまだチャンスはあるよ!」などと慰めるとかしますよね??
だけど、「まだ決まらなくてよかった」って言う言葉に驚きながらも、これが全く嫌味じゃなく、私も嫌な気持ちにはなりませんでした。
むしろ、すごく素直に言葉を伝えてくれることに、逆に好感がもててしまうという。
「ヤキモチを妬いてる」って、そのまんま素直に言うのは、じつは難しいんです。
だって、ムカついているし、イライラしているし、悶々としてるから。
彼氏自身はそんなに悪いことをしているわけじゃなくても、女性側は「彼氏の方が悪い!」と思ってしまうので、「ヤキモチを妬いてる」なんて、自分が負けたみたいで悔しくて言えないのです。
しかし、愛される女性は、ダミーのイライラや悶々としている気持ちを伝えるのではなく、「ヤキモチを妬いている」という本当の気持ちを伝えられます。
本当の気持ちだから、相手にはちゃんと伝わるのです。
「○○ちゃんに優しくするの、ヤキモチ妬いちゃう〜」って可愛くね。
恋愛に勝ち負けを持ち込まず、また怒りに任せて彼氏をコントロールしようともせず、ただ素直に気持ちが言えるから、愛されてしまいます。
「怒ってみせれば彼はもうあの子に優しくしないかもしれない」と、「こうすれば、こうしてくれるだろう」では、相手の心には響かないのですね。
「ヤキモチ妬いちゃう」と可愛く言われれば、そこからは「好き」を拾うことができますが、怒りから拾ってしまうのは、「好き」ではなくあなたの「コントロールしたい気持ち」だからです。
そして、愛される女性は、彼を主語にするのではなく、自分を主語にして伝えるのが上手です。
「なんで、アナタは○○ちゃんにも優しくするの?」ではなくて、「私はヤキモチを妬いてます」です。
ヤキモチは「怒り」で伝えてしまうと、彼氏にとっても鬱陶しいものになってしまいますが、彼女からのヤキモチ自体は、度を超えなければ、彼氏にとっては可愛いものです。
もちろん、彼氏にとって魅力があり、彼氏が彼女のことを好きだから、というのが前提です。
魅力を感じる女性が妬くヤキモチだから可愛いのです。
だから、「なんで○○なの?」も、そんな彼女が可愛く伝えられれば、恋愛のいいスパイスになります。
私も本気でヤキモチを妬いていない時には、可愛くちょっぴり拗ねた感じでヤキモチを妬くと、むしろ彼は喜びます。
「あーーあの女の子のこと見てるぅ!!バカー!!」って(笑)。
もちろん、本気でヤキモチを妬いていないからこそ、こんなに可愛らしく言えるのですが・・・ヤキモチを妬いてしまうのは好きだから。
「好き」という気持ちを怒りに変えるのではなく、ヤキモチをむしろ、もっと彼が私を愛したくなる手段にしてしまう、そんな発想の転換ができれば、ふたりの仲をさらに深めることができますよ。