彼氏をコントロールしたい!と思う気持ちはよくわかります。
私もずっと、そう思っていました。
しかし、彼氏をコントロールしたいと思うほど、彼氏は思い通りにはならず、むしろ、あなたといることが、なんとーなく心地よくないと感じるようになります。
彼氏をコントロールしようとするほど、関係が反対の方向へと進んでいくのです。
人はコントロールしようとする人を居心地悪く感じる
私には出会ったその日に意気投合し、仲良くなった女性がいました。
数ヶ月は毎週のように遊んでいたのですが、だんだん、私は彼女といることに居心地の悪さを感じるようになったのです。
といっても、彼女は愚痴を言うわけでもないし、ネガティブでもない。どちらかというと社交的でポジティブな人間です。
「なんだろう、この居心地の悪さは…」と考えて気づきました。彼女は、私をコントロールしようとしていたのです。
あからさまにコントロールしようしてくるわけではないけれど、そういうものを感じる。そういうプレッシャーを感じるのです。
ちょうどその頃、彼女は彼氏にフラれていました。
その彼氏も同じスポーツサークルの仲間で、彼女がいないところで、彼はフった理由をこう話していました。
「俺と結婚しようと必死すぎたから」
あの手この手をつかって、結婚する気にさせようとしてくる、という理由でした。
付き合ったのは、彼のひと目惚れで、彼からLINE交換しようと言われ、ぐいぐいアプローチがあったにも関わらず、こうなった。
彼女には、自分と仲良くなった人を、自分の思い通りにコントロールしたがるクセがあったのですね。
人は根っこに自分の意思で決めたいという思いがあり、自分で決められることに幸せを感じます。
反対に、他人からコントロールさせることには居心地の悪さを感じます。
彼氏とうまくいかないのは「コントロールしたい!」と思っているからかも
私はずっとうまくいかない恋愛を繰り返していましたが、当たり前のように「彼氏をコントロールしたい」という気持ちがありました。
「私に会いたくなるにはどうすればいいだろうか?」
「私にLINEしたくなるにはどうすればいいだろう?」
「私のことを放したくないと思うにはどうすればいいだろう?」
一見すると、これもコントロールに入るの?と感じる方もいるかもしれませんが、こういう思いを抱えながら彼氏と向かっていれば、彼氏はあなたから「俺をコントロールしようとしている」という気持ちを感じます。
ちゃんと、察知するのです。
そして「彼女といると、なんかよくわからないけど居心地が悪い」と感じるようになります。
「私、なにもしてないのに、彼氏がそっけない!彼氏が会ってくれない」という状態なら、もしかしたら「彼氏をコントロールしたい」と思いながら、彼氏と向き合っているからかもしれません。
男女のあいだでも、思いやりって大切です。
コントロールしようとする彼女にたいして彼氏は、「自分のことしか考えていない。俺のことをまったく考えていない」と感じます。
思いやりも、愛情も感じないのです。
自分のことに置き換えてみても、あなたのことをコントロールしようとする人から、あなたへの愛情を感じませんよね?「自分勝手だなぁー」なんて思うのではないでしょうか。
そして、そんな人にたいして、あまりいい感情を抱かないのではないでしょうか。
彼氏をコントロールしたい!を手放すと愛される
もう一切合切、「彼氏をコントロールしたい」という気持ちを手放す。
これまで書いてきたとおりで、彼氏をコントロールしたいとうい気持ちを抱えたまま過ごしていても、彼氏はあなたといることに居心地の悪さを感じ、ますます思い通りになってはくれません。
彼氏と会っている時間をただ、楽しむ!
「あー、彼のこと好きだなぁ」
「あー、彼といると楽しいなぁ」
「あー、彼といると幸せだな」
こういう女性が愛されてしまう。
東大生のインタビューでよくあるのが「勉強しろ」と言われなかった、というもの。
「勉強しなさい!」も親から子供へのコントロールですよね。
コントロールされると、コントロールされまいとするのが人間です。
彼氏が自然と会いたくなるような魅力的な女性になればいいし、彼氏が自然と「放したくない!」と思うような魅力的な女性になればいい。
といっても、彼氏にそう思わせるため、という視点だと、やっぱりコントロール感は無意識に出てしまうので、自分のために、魅力的な女性になる。
魅力的な女性になれたら、自分だってハッピーでしょう?
コントロールしないことと、自分の要望を伝えないことはまったく別です。
自分の要望を伝えないのは、受け身。受け身の恋愛は、相手次第なので苦しいです。
素直に、彼氏にお願いをしたり、自分がしたいことを伝える。
もし彼氏が「ノー」と言ったら、それを受け入れる。
これをどうにか「イエス」にしようと必死になると、たちまちコントロール感が出てしまいます。