振り返ってみると、私は愛されない恋愛をしていた期間がとても長かったです。
そこそこモテてはいたので女性として自信はあったつもりでしたが、相手が好きな人となると自信は見事に崩れ去っていました。
ようやく、幸せな恋愛ができるようになって気づいたことがあります。
それは…愛されない恋愛をしていた頃、相手が誰であろうが、私は
「彼氏は私のことをそれほど好きではない」
「私は彼氏にそこまで好かれてない」
と思いながら恋愛をしていたということです。
そう、相手が変わろうが、恋愛中はずっとこうした思いを抱えていました。
つまり相手が違えば好かれるのかと言うと、そうじゃない。すべての原因は自分だったのです。
「彼氏にそこまで好かれてない」と言う思い込み
ハッキリ言います、「彼氏にそこまで好かれてない」と言うのは、ただの思い込みです!
自分に自信がないと「私は彼氏にそこまで好かれてない」と思い込んでしまい、そうすると、人間の脳は、「好かれてない」理由ばかりが目につくようになり、好かれている理由が見つからなくなります。
AさんとBさんが一緒におなじ道を歩いていても、Aさんには「バレエ教室の看板」が見えて、Bさんには見えない。
なぜAさんにしかバレエ教室の看板が見えないのかというと、Aさんは「バレエ教室に興味があった」からであり、Bさんにはちっとも興味はなかったからです。
人間は自分が意識しているものしか見えないよう、聞こえないようにできているんですね。
自分に自信がない女性は、彼氏のLINEや言動から「好かれていない」という現実ばかりを見るようになります。
それしか見えません。
彼氏が優しくしてくれても、他の女性にも優しくしていた場面を思い出し「誰にでも優しいのだろう」なんて解釈したりします。
「好かれていない」という思い込みの理由を見つけようとするんですね。
人間は思い込みを現実にしようとします。
彼氏に好かれたいはずなのに「彼氏にそれほど好かれてない」という思い込みを現実にすべく、その理由をみつけて、「好かれてない」前提の行動をとるため、ゆくゆくは、本当にそうなってしまったりするのです。
すぐに不機嫌になったり、愛を確かめるような行動をする彼女にたいして、気持ちが冷めてしまうのもわかるでしょう?
今すぐ、その思い込みをやめたいですね。
「彼氏にそこまで好かれてない」と思うから愛情を確かめる恋愛になる
私が愛されない恋愛をしていた頃、彼氏のLINEの返信速度や、内容、スタンプのみ、絵文字なしなど、あらゆることが気になっていました。
もちろんLINEだけではなく、一緒にいるときの態度や言葉にも、いちいちショックを受けて、不機嫌な態度をとったり、勝手にすねたりしたものです。
振り返ってみても、こんな彼女と一緒にいても楽しくないですよね…。
こうして、いちいち愛情を確かめてしまうのは、「彼氏にそこまで好かれてない」と思いながら恋愛をしているからです。
本当は「好かれたい」。
だからどうにかして「好かれている」という事実がほしくて、彼氏のLINEから意味を解読しようとしたり、彼氏から好かれている事実を引き出そうと、いろいろやってみるんだけど
根っこには「彼氏にそれほど好かれてない」という思い込みがあるので、「好かれてない」現実しかやっぱり見えません。
愛情をたしかめる恋愛なんて、ちっとも楽しくないはずです。女性だけでなく、男性(彼氏)にとっても楽しくありません。
男性の愛情はわかりにくいのも原因のひとつ
男性の愛情は女性にとってわかりにくい部分があります。
なので自分に自信がない女性は、彼氏の態度や言葉からだんだんと「彼氏にそれほど好かれてない」と思い込んでしまいます。
たとえば、男性にとって「彼女を放っておくことも愛情」という場合があります。女性には考えられないかもしれませんが、時と場合によっては、「彼女のことをそっとして置くのがいいだろう」と考えるんです。
そのほかにも、彼女のためを思って冷たい言い方になるときもあるし、頼んだことをしてくれないことだって、彼女のためを思って、ということもあります。
根っこに「彼氏にそれほど好かれてない」という思い込みがあると、とうてい「好かれてる」なんて思えないでしょう。
しかし「彼氏は私のことが大好きなんだなぁ」と思っている愛され女子は、「私のためを思って言ってくれている」とういのがわかるし、
「そういう言い方されると悲しい」などと、自分の気持ちを伝えることができるので、愛情表現のすれ違いをなくすことができます。
「彼氏にそれほど好かれてない」という思い込みをやめるには
私が「彼氏にそれほど好かれてない」という思い込みをやめることができたのは、自分に自信がもてるようになった、というより、自分のことを好きになる努力をしたことが大きいと思います。
他人と比べるのをやめ、コンプレックスを「私の個性」だと思えるようになり、自分らしさが最大の魅力だと気づき、自分らしく振る舞うことができるようになった。
今でもつい自己否定することはあるけれど、「これも私だ」といい意味で開きなおります。
結局のところ、自分を心地よくさせてあげる行動や考え方を選んでいくと、自分を好きになりました。
自分を嫌いでいるより、自分を好きでいるほうが、ずっと心地がいいし、自分が機嫌よくいられます。
自分のことを好きになれないと「こんな私を好きになるはずがない」と、彼氏の愛を受け取れなくなります。
私がこれまでの恋愛でずっと、「彼氏にそれほど好かれてない」と思い込んでいたのは、自分のことを好きじゃなかったから。
自己否定ばかりしていたからです。
まずは自分を好きになる努力をする。そうすると彼氏からの愛情を受け取ることができるようになりますよ。