彼氏のこんなところが不満!
彼氏のこういう所を直して欲しい!
それをそのまんま彼氏に伝えたところで、喧嘩になるのは目に見えています。
私もこれまでの恋愛で、不満や直してほしいことをそのまんま伝えて、直った試しがありません。
あなたも小さい頃に経験があると思いますが、親に「勉強しなさい!」と言われるとしたくなくなりませんでしたか?
しようと思っていたのならなおさら、反発心が出てしまいます。
男性は変わりたくない、と思っています。
男性は、もっとよくなりという成長願望はあっても、変化は好みません。
女性のように、ガラリと綺麗になりたい!なんていう願望は持ち合わせていません。
流行のお店に飛びつくのも、その多くが女性であり、男性は、新しいお店より、行き慣れたお店の居心地のよさが好きなのです。
新しいお店で失敗するのが、とにかく嫌なのです。
挑戦することは好きなのに、冒険したいとは思わないのですね。
そしてまた、男性は「俺のありのまま100%を受け入れてくれる」女性が好きです。
だから、そんな男性を無理やり変えようとしても、あなたのことを口うるさい母親のように思うだけです。
「俺のことを好きって言いながら、なんで俺を変えようとするんだ?」と、あなたから感じるのは愛情ではなく、コントロールしたい気持ちを感じ取ります。
男性は、自分がそうしたくて、したい。これがとっても大事。
やらされてる、じゃなくて、自分がしたくてそうしていると思いたいのです。
恋愛上手な女性は、これまた見事に、彼氏がそうしたくてしているように仕向けるのが上手です。
以前、以下の記事でも書きましたが「ラベリング理論」という言葉を聞いたことがありますか?
彼氏に優しくしてほしいなら「○○くん、ほんとに優しね」とか「優しくしてくれてありがとう」と言うんです。
そうすると、彼氏は今後もあなたに優しくするようになります。
人は、誰かに「○○ですね」と言われると、そういう風になろうとします。
私は彼に「ハナってめんどくさくなくていいよね」と言われるのですが、これってもしかしてラベリング理論を使っていたりして!と、今書いていて思いました(笑)。
まぁ、私もめんどくさい女になるより、めんどくさくない女になるほうが気持ちも楽でいいのですが。
で、このラベリング理論を、彼氏に直して欲しいと思っていることにも応用するのです。
たとえば、彼氏がデートに遅刻するのを直して欲しいと思っているとします。
で、あるデートで、彼氏が時間通りに来たり、数分遅れたとしても、それがいつもの遅刻に比べて可愛いものであるなら、遅刻していないとみなすのです。
そして、「○○くんってけっこうちゃんと時間守るよね。」って言うんです。
「時間守らない人ってけっこう多いけど、○○くんは割と守るよね」と付け足してもいいでしょう。
そこで彼氏が「えっ?俺、よく遅刻してないっけ?」と思ってもかまいません。
私が彼に「めんどくさくなくていいよね」と言われたとき、「えっ?私けっこう、彼に対してめんどくさいことやらかしてきたはずなのに!」とビックリしました。
人は忘れる生き物だということは、みんな思っています。
だから「俺が遅刻したこと気にしてないんだな、忘れてるんだな」ぐらいに思うだけです。
もちろん、さんざん「なんで遅刻するの?」とか「また遅刻した!」などと普段から彼氏に対して言っていれば、さすがに使えません。
また、褒めていることが伝わること、感謝しているのが伝わることも重要です。
彼氏からマメに連絡がほしくて「○○くんってマメに連絡くれるよね。」と言ったところで、「マメに連絡するなんて、男らしくないってこと?」と思われてしまったら、マメに連絡をくれるどころか、連絡を控えるようになりかねません。
理論というと難しく聞こえるかもしれませんが、もしかしたら、あなたも知らないうちに使っているかもしれませんし、使われているかもしれません。
ラベリング理論は恋愛でもさまざまな場面で使えるので、ぜひ覚えておいてくださいね。