わかってくれない彼氏にイライラしてしまう気持ち、とってもよくわかります。
私もむかし、こんなことがありました。
彼と共通の知り合いのBさんという男性がいるのですが、Bさんは彼にたいしてはペコペコと媚びを売るのに、私にたいしては上から目線でダメ出しばかり!
だからBさんにはもう会いたくなくて、そのことを彼に言ってはみたけれど、彼は私の気持ちをわかってはくれませんでした。
「Bさんは意見がきつい時もあるからね〜」となんとなく共感はしてくれても、私の気持ちをわかってくれたわけではなかった。
彼にたいしては媚びを売るものだから、彼にとって、Bさんにダメ出しをされて苦しい私の気持ちはわからないのです。
同じ気持ちを味わっていないんだもの、わからないのは当然なのです。
彼にとってBさんは、自分の言うことを聞いてくれる存在なんだもの。
彼氏に気持ちをわかってもらいたい理由
なぜ、彼氏に気持ちをわかってもらいたいのか?
それは…自分が間違っていると思われたくないからです。
自分が一方的に悪者になりたくないからです。
「あなたはそれでいいんだよ」と、自分のことを認めてほしいからです。
たとえば生理前になると不安になったりイライラしたりする女性も多いですよね。
彼氏のちょっとしたことにイライラして、そのイライラを彼氏にぶつけてしまってから後悔した、そんな経験がある女性も少なくないでしょう。
「あーやってしまった」と。
しかし同時に、「生理前だからイライラしてしまった、だから仕方がないことなんだ」と、彼氏にわかってほしい。
「私がやったことは仕方がないことで、私は悪いわけではないんだ」ということをわかってほしいんですね。
彼氏のことをわかってあげていますか?
私がうまくいかない恋愛を繰り返していたとき、いつも「私のことをわかってくれない」と思うばかりで、彼氏のことをわかってあげようとはしていませんでした。
恋愛がうまくいく女性って、自分のことをわかってもらおうとするより、彼氏のことをわかろうとするんです。
私にはこの視点が、1mmもなかった!
だって、連絡をくれない彼氏が悪くて、なかなか誘ってくれない彼氏が悪くて、自分はいつも被害者だったから。
被害者意識を持ちながら恋愛をしていても、当然うまくいかない。
自分が悪者になりたくなくて、自分の気持ちをわかってもらいたがるのに、彼氏を悪者にしているんだもの…。
彼氏からしてみれば「彼女は俺のことを何もわかってくれない」というわけです。
人は、わかってほしがる人ではなくて、わかろうとしてくれる人にたいして心を開きます。
わかってくれようとしてくれる人いるだけで、安心するものなんです。
もし「自分ばかりが、わかってもらおうとしていたんだな…」と気づいたのなら、まずは彼氏のことをわかってあげようとしてみてください。
理解できなくてもいいから「そうなんだね」とわかろうとしてみる。
週末に趣味を優先させる彼氏なら「そっか、趣味の時間が大切なんだね」とわかろうとしてみる。
自分のことをわかろうとしてくれる人にたいして、わかってあげようとするのが人間です。
あなたが自分のことをわかってもらいたいように、彼氏だってわかってもらいたいのです。
彼氏にわかってもらおうとするのを諦める
恋愛がうまくいく女性は、彼氏に多くのことを求めません。
彼氏に期待しないんです!!
彼氏に期待するから、その期待がはずれたときに、ネガティブな感情がうず巻きます。
なにより期待されている方はプレッシャーでしかありません。
彼女から多くの期待を背負わされた彼氏は、逃げたくなります…。
彼氏にわかってもらおうとすることも、いっそのこと諦めてしまうとうまくいくものです。
彼氏といえど他人であり、同じ気持ちを味わっていない他人にとって、わかってもらおうとするのは至難の業なのです。
私は、彼にすべてをわかってもらおうとするのは諦めました。
最初に書いたBさんの件でも、「まぁ、いいや」と、わかってもらおうとするのを諦めたんです。
わかってもらいたいのは、自分の正当性を主張したいだけだったから。
自分が、自分の苦しい気持ちをわかってあげられればそれでいい、そう思えたんですね。
自分だけは自分のことをちゃんとわかってあげられる!と思ったら、すごく楽になりました。
「彼氏にわかってもらたい!」
この気持ちをずーっと抱えていると、たとえ相手が変わっても、また同じことで苦しみます。
人は誰でも「わかってもらいたい」という気持ちは当然もっていますが、
わかってもらいたいという気持ちが極端に強いのは、自分で自分のことを認めていないからなんです。
そして面白いもので、自分で自分のことを認めてあげていると「あの人は、ああいう人なんだ」と、周りがわかろうとしてくれるようになるんですね。
自分で自分のことを認めてあげていないのに、他人があなたのことを認めるはずはないのです。
「私はこういうことがあって、苦しかったんだ」と自分の気持ちをわかってあげると、彼氏にわかってもらおうとしなくても、彼氏はわかってくれるようになったりするものなんです。