さて、今回は私の友人Eちゃんのお話から、まいりましょう。
私はEちゃんと一緒にスポーツ観戦をすることが多いのですが、私は生のプレーを自分の目で見たい派で、しかしEちゃんは好きな選手やチームの写真を撮りたい派なんです。(写真を撮ってもいい試合の場合)
Eちゃんはとくに写真の勉強をしたわけでもなく、本当にただ好きでもう何年も選手やチームの写真を撮り続けていたのですが・・・
なんと!
好きなチームの専属のカメラマンになったんです。
大好きな選手のものすんごーーく近くにいられることになったんですよ!
そして、お料理仲間の友人Sちゃんは、もともと料理が大好きでした。
私が料理に目覚めるよりずっと前から料理教室にも足繁く通い、ブログやSNSにレシピを投稿していたのですが、彼女のもうひとつの好きなことが、写真でした。
彼女はただレシピを投稿するだけでなくて、とにかく綺麗な写真を投稿することにこだわっていたんです。
もともとは料理の道で有名になりたい!と考えていたようですが、今では、料理専門の写真家として活動しています。
本屋さんに並んでいるレシピ本や雑誌のなかにも、彼女が撮影に携わった本がいくつもあるんですよ。
彼女のSNSには、有名な料理家さんや、料理好きじゃなくても知っているような著名人との写真がたびたびアップされています。
二人とも、私が出会ったときには、ゆくゆくはこんなことになるなんて思いもしていませんでした。
それは本人たちも、そう。
好きなことを続けていると、道は開けるのだなぁと感じています。
そしてこれは、恋愛においても言えます。
友人のKちゃんは旅行が大好きで、世界一周旅行中に出会った日本人の男性と結婚し、先日お子さんが生まれました。
まったく出会いがないと言っていた友人のAちゃんも、「もう恋愛はいいや!」と、趣味のスポーツにのめり込んでいたのですが、何年も続けているうちに男性ともプレーできるぐらい上手になって、男性とのミックスに混じるようになり、現在の旦那さんに出会いました。
私も趣味の場で彼と知り合ったので、言ってみれば「好き」なことですが、
「好き」というのはエネルギーが高いので、やっぱりいい出会いが引き寄せられてきます。
これは恋愛の出会いだけでなくて、友人でも仕事でもそうです。
そして、その人にとってベストなタイミングで、ことは起きる!
だから、続けることって大切なんですね。
最初に話したEちゃんも、写真の勉強なんて全然していないけれど、何年も撮影しているうちに上手になったんです。
そんな時に、タイミングよく専属のカメラマンを探すことになって、知り合いの知り合いを通じて、Eちゃんにお声がかかりました。
時期が違えば、Eちゃんは自信がなくて断っていたかもしれませんよね。
しかしこれ、偽物の好きだと、なかなかこうは行かない。
だって偽物だから、エネルギーが違うんです。
「したい!」「楽しい!」と心から思っていることと、「やらなきゃ!」「とりあえず」と思いながらやっていることでは、違ってきます。
もちろん、やっているうちに好きになることもありますけれどね。
だから、自分が本当に好きなことに出会えること、それだけで幸せの波に乗り始めたようなものなんです。
人生がなんだか思う通りに進んでいないなぁと感じるのなら、自分の本当に好きなことに出会うことを、まずは目標にしてみてもいいかもしれません。
好きなことって、日常で我慢をするクセがついていたり、「しなきゃ!」や「こっちの方がよさそう」などメリットで選ぶクセがついていると、見つかりにくかったりします。
「好き」とか「したい」で選ぶことをしていないから、自分の本当の「好き」がわからなくなっているんです。
洋服を買うときもつい、「あー白かわいいなぁ、でも白たくさん持ってるしなー」とか「あーこのワンピース可愛いなぁ、でも若づくりしてるって思われそうだなー」とか、
最初の「好き」「可愛い」を、頭のごちゃごちゃで無視しちゃうこと、けっこうあるでしょう?
自分の本当の心の声をキャチする練習をしていると、「好き」がわかるようになって、幸せの波に乗れるようになるんですよ。