「ピンチはチャンス!」という言われ方をしますが、実際には、ピンチをチャンスだと捉えた人にとっては、ピンチがチャンスになります。
要するに、このピンチによって、ようやく自分の思いに気づいた、自分のやりたいことに気づいた、やりたいことがあったけど、ピンチによって覚悟が決まった!腹をくくった!
などと、ピンチという形で、あなたの潜在意識が「こっちの道に行くといいよ」と教えてくれているわけです。
私も、ずーっとどうしようか、やりたいけど自信がないなぁ・・・と思っていたことに対して、ピンチが起きて覚悟が決まった、という経験があります。
脳には現状維持システムがあり、「こうしたいけど、こんなことがやりたいけど」でも、今のままが楽でいいや〜と思う機能があります。
今のままがそれなりに幸せなら、それでいっかーと、なる機能のことです。
だけど、「あなたは、本当はこうしたいんだよ!」「こうするといいんだよ!」と、潜在意識がありがたくも、ピンチという形で、あなたを幸せに導いてくれようとしているのです。
ピンチという形で、あなたの願いを叶えてくれようとするのです。
だから、実際にはピンチではなくてチャンス、ということになるんですね。
成功している人もよく語っていますよね、ピンチのあとにチャンスがやってきた!って。いまの自分があるのは、あの時の窮地のおかげだって。
ピンチが訪れたときは、そりゃ、あたふたするってものですし、「わぁーやばい、どうしよう」ってなります。
だけど、そのまま落ち込みながら「やばい、やばい」と思って過ごせば、そのまま、やばい現実が待っています。ピンチはピンチのままです。
一方で、ピンチが訪れたら「そっか、さらによくなるんだ!」と思えれば、さらによくなっていきます。
恋愛でも、大好きな彼と遠距離になってしまった場合。
「遠距離なんて会えなくて寂しい、絶対に続かない・・・私には無理だ。彼の気持ちが離れるかも」と考え、彼に「寂しい・・・寂しい」と訴えるばかりの女性もいれば、
実際に、新しい地での仕事に忙しい彼をねぎらって、遠くから彼を支え続けたことがキッカケとなって結婚に至った女性がいます。
起きた現実には逆らわずに、受け入れる!
すべて、自分を幸せに導くために起こっているのだから、流れにはもう逆らわない。
逆らおうとするから、うまくいかないのですね。
だから、受け入れたらもう、捉え方は自分次第になりますし、捉え方によって展開される現実が違ってくるのです。
遠距離恋愛を、寂しいもの、続かないものだと捉えれば、あなたはそちらの現実を選らんだことになりますし、
遠距離恋愛を、彼との心の絆が深まるチャンス!と捉えれば、あなたは、彼とのゆるぎない絆を得ることになるでしょう。
意識を向けた世界が広がっていくのだから。
たとえば、あなたが一本の道を歩いているとします。
しかし、あなたはショックな出来事があって、「はぁーもう立ち上がれない」とずーっと下を見続けて歩いていました。
そうすると、あなたが見る世界は、ただの地面です。
しかし!
じつは、あなたが歩いている道の両側には、一面を覆い尽くす、とっても綺麗な花畑が広がっていました。
下を見ていた人には気づかないけれど、ちゃんと顔をあげて歩いていると、綺麗な花畑を見つけることができるのです。
「あった」としても、意識を向けなければ、あなたの世界には存在しません。
彼との幸せな世界があるのに、あなたが自ら「不幸」を意識してしまうから、幸せな世界が存在しなくなってしまう。
意識するとは、そちらを選ぶ、ということ。
ピンチをただのピンチだと捉えれば、ピンチの世界が広がっていくけれど、チャンスだと捉えれば、チャンスの世界が広がって行きます。
ピンチのおかげで、ピンチが起こる前よりも、もっともっと幸せな世界がやってくるのです。
なにか物事が起きたときに、それをどう捉えるかは、自分の自由です。
誰にも制限されることのない、自分の思考であり、自分の意識です。
だとしたら、あなたはピンチを選びますか、チャンスを選びますか?